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製造業AIデータプラットフォーム「CADDi」を提供する「キャディ」が91億円調達

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2025年3月27日、キャディ株式会社は、総額40億円のエクイティ資金調達と、51億円の長期デットファイナンスを実施したことを発表しました。

キャディは、製造業AIデータプラットフォーム「CADDi」を提供しています。

製造業のエンジニアリングチェーン、サプライチェーン上のデータを解析・関連付け、インサイトを抽出することで、生産活動と意思決定を高度化するプロダクトです。

今回調達した資金は、プロダクト開発の強化、グローバルを含めた事業展開の加速に活用します。


かつて日本はものづくり大国として強い競争力を誇っていましたが、バブル崩壊や中国、韓国など新興国企業の躍進により、その勢いは衰退し、製造業がGDPに占める割合は1989年の26.5%から2017年には20.8%に縮小しています。しかし、製造業は非製造業に比べ経済全体への波及効果が大きいため、国全体の活力を高めるには製造業の復活が不可欠です。また、製造業は現在も日本GDPの約2割を占める重要な基幹産業であることから、その競争力を回復させることは国家経済にとって非常に重要です。

一方、世界的にデジタルトランスフォーメーション(DX)が進展している中で、日本の製造業は国内外の多くの産業と比較してデジタル化が遅れているという現状があります。そのため、製造業の持続的な発展と国際競争力の向上を図るためには、一刻も早いDXの推進が求められています。

キャディは、製造業AIデータプラットフォーム「CADDi」の提供を通じ、企業に点在するデータ・経験を資産化・活用することで、新たな価値の創出に貢献しています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

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