注目のスタートアップ

視覚領域における身体拡張デバイス事業を展開する「ViXion」が総合筆記具メーカー「パイロットコーポレーション」と資本業務提携

company

2025年3月4日、ViXion株式会社は、株式会社パイロットコーポレーションと資本業務提携契約を締結したと発表しました。

ViXionはパイロットコーポレーションを引受先とする3億円の第三者割当増資を実施しました。

ViXionは、オートフォーカスアイウェア「ViXion01」シリーズや暗所視支援眼鏡「MW10 HiKARI」など、視覚領域における身体拡張デバイス事業を推進しています。

「ViXion01」シリーズは、自動でピントを調節する技術を搭載しており、眼の酷使や加齢に伴う視覚の課題解決を支援するデバイスです。

総合筆記具メーカーのパイロットコーポレーションとの協業により、革新的な新製品の共同開発、製品販売を通じた価値共創を推進していきます。

具体的には、「書く」と「見える」をつなぎ、拡げるための革新的な新製品開発の推進とその販売、ViXion製品の販売推進を共同で行っていきます。


文部科学省「令和5年度 学校保健統計調査」によれば、裸眼視力1.0未満の割合は、小学校では3割を超え、中学校では約6割、高校では7割近くにのぼっています。また、裸眼視力1.0未満の割合は年々増加傾向にあります。

若年層における視力低下の原因はスマートフォンやタブレットの普及であると考えられています。そのため成人においても視力の低下が進んでいることが推測されます。

また、加齢によっても老眼などの支障が生じるため、デジタル化と高齢化が進む社会では、視力に関する課題はさらに深刻化していくと考えられます。

こうした流れのなかで、ViXionは自動でピントを調節するアイウェアなどを手がけ、テクノロジーによって視力の課題を解決することを目指しています。

企業・事業の大きな成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業などとの提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ デバイス メーカー 共同開発 株式会社 資本業務提携 資金調達 高齢化
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

不動産投資スコアリングサービスや新築アパートプロデュースサービスを展開する「ZIRITZ」が1.3億円調達
2024年5月8日、株式会社ZIRITZは、総額1億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ZIRITZは、不動産投資スコアリングサービス「StockFormer」と、新築アパートプロ…
5Gデータと生成AI活用によりモバイル通信の低遅延を実現するソリューションを開発する「FYRA」が資金調達
2024年12月23日、FYRA株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 FYRAは、5Gデータのリアルタイム処理技術と生成AIを活用し、モバイル通信の低遅延を実現するソリューションを開発し…
製造業の受発注プラットフォーム「CADDi」運営と製造業DXの「キャディ」が80.3億円調達
2021年8月24日、キャディ株式会社は、総額80億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 製造業の受発注プラットフォーム「CADDi(キャディ)」の運営や、バリューチェーン全体に潜む…
絵本の情報・通販サイトを運営する「絵本ナビ」が11億円調達
2022年5月10日、株式会社絵本ナビは、総額約11億円の資金調達を実施したことを発表しました。 絵本ナビは、絵本の情報・通販サイト「絵本ナビ」を運営しています。 100社を超える出版社の絵本の画像・…
創薬・再生医療高品質化の研究開発を行う「ナレッジパレット」が資金調達
2023年7月18日、株式会社ナレッジパレットは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、日本ゼオン株式会社です。 ナレッジパレットは、全遺伝子発現解析技術(Quartz-Seq2)を応用し…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集