注目のスタートアップ

クラウドシフト管理「らくしふ」を提供する「クロスビット」が4.5億円調達

company

2025年1月28日、株式会社クロスビットは、総額約4億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

この資金調達により、シーズBラウンドでの調達金額は総額約13.5億円となります。

クロスビットは、クラウドシフト管理システム「らくしふ」や、シフトマッチ度を重視したアルバイト採用サービス「らくしふワーク」を展開しています。

「らくしふ」を通じて蓄積してきた、労務管理・予実管理・人件費などのデータや独自のノウハウを活用し、シフト管理だけでなく、働くことに関するさまざまな課題を解決するサービス群の構築を目指しています。

今回の資金調達により、エンタープライズセールスと販売パートナー構築の強化、シフト管理を軸とした「働く」にまつわる課題を解決する新規事業の連続的な創出を進めます。


シフト制は、飲食店や、コンビニ、病院など、サービス業を中心に広く採用されている勤務形態です。この仕組みの大きなメリットは、従業員の人数や勤務時間を柔軟に調整できる点にあります。そのため、日や時期によって繁忙期と閑散期がある業態にとっては欠かせない仕組みとして普及しています。

しかし、シフト制にはいくつかのデメリットも存在します。とくに、シフト管理には多大な労力が必要であり、時間を要するうえに公平性を保つことが難しいという課題があります。また、従業員のスキルや適性を把握しながらシフトを組む必要がある点や、シフトワーカーの仕事を適正に評価する仕組みを整える難しさも、しばしば指摘される問題です。

今後、国内では人口減少による労働力不足がさらに深刻化するとともに、インバウンド需要の拡大に伴って、シフトワーカーの需要や重要性が一層高まることが予想されます。それに伴い、事業者が抱えるシフト管理の負担も増大するため、これらの課題を解決する手段を見出すことが急務といえます。

その解決策のひとつとして注目されるのが、シフト管理システムの活用です。このシステムは、シフト作成や調整業務を効率化・デジタル化することで、従来のシフト管理が抱える問題を解決することを目指しています。さらに、クロスビットはシフト管理だけでなく、採用、教育、評価までを一貫してサポートするサービスとしての発展を目指しており、企業のシフト管理に対する総合的な支援を提供しています。

人材の採用は、企業の成長に直結する重要な業務です。しかし創業期は人材採用のノウハウがなく、さらに大きな投資となることが想定されることから、しっかりと準備をすることが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期における人材採用のノウハウを詳しく解説しています。

また、こちらも無料でお送りしている「資金調達手帳」では、資金調達に関する情報も提供しています。企業の成長にとっては人材も資金もどちらも重要です。最適な施策を打つには、しっかりと情報を入手することが重要です。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB アルバイト クラウド クロスビット システム シフトワーカー シフト管理 データ ノウハウ パート らくしふ らくしふワーク 予実管理 人事労務 人件費 労務管理 採用サービス 株式会社 資金調達 非正規雇用
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

大型3Dプリンターを活用した建築部材を製造・販売する「DigitalArchi」が資金調達
2024年2月19日、株式会社DigitalArchiは、資金調達を実施したことを発表しました。 DigitalArchiは、独自に開発した大型3Dプリンターを活用し、建築用樹脂製コンクリート型枠や内…
藻類基点の産業を構築するプロジェクト「MATSURI」を主導する「ちとせグループ」が31億円調達
2023年9月12日、ちとせグループの統括会社であるCHITOSE BIO EVOLUTION PTE. LTD.は、総額31億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ちとせグループは、バイオテク…
契約書自動作成・弁護士相談プラットフォーム「クラウドリーガル」を開発・提供する「a23s」が7,000万円調達
2023年8月10日、a23s株式会社は、総額約7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 a23sは、契約書自動作成・弁護士相談サービスを含むバーチャル法律事務所プラットフォーム「クラウ…
AM(Additive Manufacturing)技術に関するソリューション・サービスを提供する「YOKOITO」が6,000万円調達
2024年3月13日、株式会社YOKOITOは、6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 YOKOITOは、包括的な樹脂AM(Additive Manufacturing)ソリューション…
AIや金融工学などのテクノロジーを核とした金融サービスを提供する「MILIZE」が「クォンツ・リサーチ」と資本業務提携
2023年9月12日、株式会社MILIZEは、クォンツ・リサーチ株式会社と2023年7月に資本業務提携を締結したことを発表しました。 MILIZEは、金融工学とAI・DXをつなぐプロフェッショナル人材…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集