注目のスタートアップ

脊椎インプラントを開発する「スパインクロニクルジャパン」が1.35億円調達

company

2025年1月10日、株式会社スパインクロニクルジャパンは、総額1億3500万円の資金調達を実施したことを発表しました。

スパインクロニクルジャパンは、高齢者の脊椎治療のさらなる低侵襲化を実現する脊椎インプラントを開発しています。

従来の骨セメント充填方法を改良した独自開発の「椎体形成用材料」と、脊椎のより強固な内固定を可能にする低侵襲型の「脊椎スクリュー型特殊インプラント」を用いて、脊椎治療の低侵襲化を担保しながら、難治例を含めた患者の治療成績の向上とFailed back surgery syndrome(手術後に遺残する症状)の発生リスクの軽減を目指しています。

今回の資金は、製品の開発や、医療機器承認取得に向けた試験の実施、組織の拡充などに充当します。


脊椎固定術は、脊椎の不安定性を改善し、痛み・神経症状を軽減させる外科的手術です。変性椎間板症、脊柱管狭窄症、脊椎骨折、脊柱管狭窄症、脊椎不安定症など、さまざまな脊椎疾患の治療を目的に実施されます。

この手術は、高齢者人口の増加に伴って需要が高まっています。

一方で、たとえば、骨粗鬆症を有する骨粗鬆症性椎体骨折では、脊椎インプラントや骨セメントの症候性のゆるみ、続発性骨折の発生などの課題を抱えています。

スパインクロニクルジャパンはこの課題を解決するため、難治性骨粗鬆症性椎体骨折に対するスクリュー併用椎体形成術キットを開発しています。

ビジネスの大きな成長のためには戦略的な資金調達が必要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるための方法など、資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ 医療 医療機器 手術 株式会社 治療 資金調達 高齢者
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

一時保育のマッチングプラットフォームや体験型保育プログラムを展開する「あすいく」が資金調達
2025年6月11日、株式会社あすいくは、資金調達を発表しました。 あすいくは、保護者と保育施設をつなぐ一時保育の検索・予約のマッチングプラットフォーム「あすいく」や、企業と連携した体験型保育プログラ…
契約業務・管理クラウドサービスなどを提供する「Hubble」が7億円調達
2024年12月5日、株式会社Hubbleは、総額7億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Hubbleは、契約業務・管理クラウドサービス「Hubble(ハブル)」や、AIが網羅的な契約データベ…
ガイドと訪日旅行者をマッチングする「WOW U」運営の「EXest」が資金調達
EXest株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ガイドと訪日旅行者をマッチングするプラットフォーム「WOW U」を運営しています。 また、ガイドを育成する「WOW U-education…
契約業務・管理クラウドサービスを提供する「Hubble」が8億円調達
2025年7月9日、株式会社Hubbleは、総額8億円の資金調達を発表しました。 Hubbleは、契約業務・管理クラウドサービス「Hubble(ハブル)」や、AIが契約データベースを構築するクラウドサ…
行動認識AIやAI警備システム「AI Security asilla」を手がける「アジラ」が資金調達
2024年3月5日、株式会社アジラは、資金調達を実施したことを発表しました。 シリーズCセカンドクローズとして合計3億円を調達しました。今回のラウンドの調達金額は合計7.6億円であり、累計調達金額は1…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集