注目のスタートアップ

ハイブリッドロケットエンジンや宇宙用コンポーネントの大量生産を目指す「MJOLNIR SPACEWORKS」が3.1億円調達

company

2025年1月10日、株式会社MJOLNIR SPACEWORKSは、総額約3億1000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

MJOLNIR SPACEWORKSは、ハイブリッドロケットエンジンや宇宙用コンポーネントの大量生産を目指しています。

今回の資金調達により、安全で安価なハイブリッドロケットエンジンシステムと宇宙用無溶接タンクの開発・販売をさらに加速させます。


2010年に約27兆円規模だった世界の宇宙ビジネス市場は、2023年には約54兆円に拡大し、2040年には140兆円を超えると予測されています。この成長の要因として、超小型衛星技術の進化や、それに伴う打ち上げコストの大幅な低下が挙げられます。この技術革新により、スタートアップ企業が宇宙ビジネス市場に参入する機会が拡大しています。

ロケットや人工衛星の打ち上げ数も急増しており、2014年には221機だった小型人工衛星の打ち上げ数が、2023年には2860機に達しました。このような動きは、宇宙ビジネスの成長が加速していることを示しています。

しかしながら、ロケットの打ち上げ需要が大幅に増加する一方で、ロケットの供給が不足しているというのが世界的な課題となっています。

とくにロケット製造では、液体ロケットエンジンの開発・製造費用が高額であり、また製造に時間がかかるという課題を抱えています。

MJOLNIR SPACEWORKSはこの課題に対処するため、構造がシンプルで、量産・低コスト化が可能なハイブリッドロケットエンジンを手がけています。

ハイブリッドロケットエンジンでは困難とされていた40kN級プロトタイプエンジンの地上燃焼試験に成功しています。

ビジネスの大きな成長のためには戦略的な資金調達が必要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるための方法など、資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ MJOLNIR SPACEWORKS エンジン ハイブリッド ロケット 宇宙 宇宙ビジネス 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

カイコの研究開発を行う「Morus」が2億円調達
2023年5月10日、Morus株式会社は、総額約2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Morusは、カイコ(蚕)の研究開発・事業開発を行う、信州大学発スタートアップです。 カイコ由来のバイ…
CBD(カンナビジオール)の原料輸入販売・CBD製品のOEM製造などを行う「ウェルファーマ」が1.5億円調達
2022年5月12日、株式会社ウェルファーマは、総額約1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ウェルファーマは、CBD(カンナビジオール)の原料輸入販売・CBD製品のOEM受託事業…
AI技術を活用した推し活アプリを運営する「OSHIAI」が7000万円調達
2025年3月13日、OSHIAI株式会社は、7000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 OSHIAIは、AI技術を活用した推し活アプリ「OSHIAI」を運営しています。 推しの分身AI「ア…
EC向け積立決済SaaS「Respo」を提供する「リスポ」が資金調達
2025年9月8日、株式会社リスポは、資金調達を発表しました。 この調達によりプレシリーズAラウンドのファイナルクローズを終え、1stクローズと合わせて累計2億円の資金調達を完了しました。 リスポは、…
生成AIや量子コンピューターなどを活用したIT開発・コンサルティングを手がける「KandaQuantum」が「寺田倉庫」と資本業務提携
2023年7月11日、株式会社KandaQuantumは、寺田倉庫株式会社と資本業務提携することを発表しました。 KandaQuantumは、生成AIや量子技術などを活用し、戦略コンサル領域から、R&…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集