注目のスタートアップ

不動産向けAI写真加工ツールを提供する「カグオク」が資金調達

company

2024年12月5日、カグオク株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

カグオクは、AI型ホームステージングサービス「カグオク」を開発・提供しています。

室内写真にAI技術で制作した家具や小物を配置し、ホームステージング画像を簡単に作成できるサービスです。

今回の資金は、プロダクト開発や、採用活動の強化、マーケティング活動、顧客基盤の強化などに充当します。

新プロダクトとして、売買仲介を支援するプロダクトを1月にリリースする予定です。


スマートフォンの普及により、部屋探しサイトなどの不動産ポータルサイトを利用するユーザーが増加しました。いまや物件探しにおいてインターネットを活用することは当たり前の行動であり、不動産会社にとってオンラインでの集客は重要な要素のひとつとなっています。

不動産ポータルサイトでは、物件・部屋の外観・内観の写真がユーザーの印象を大きく左右します。しかしながら、日々の業務に追われる不動産会社やオーナーは写真を撮りに行く時間がないということもあります。

また、多くの場合は空室の写真を掲載することになりますが、実際の入居者は家具を置いて生活を行います。空室の写真から実際の生活のイメージがしにくい場合は、ユーザーからの印象が低下してしまうことになるでしょう。

ホームステージングは、売却・賃貸予定の不動産の内装を、家具・インテリアでコーディネートし、物件の魅力を高める手法です。

一般的には、実際に家具・インテリアを置き、部屋の写真を撮影します。しかしこれはコストがかかる手法であり、広く活用できるものではありません。

こうした中でカグオクは、AI技術を活用し、室内写真に家具・小物を仮想的に配置し、ホームステージング画像を簡単に作成できるサービスを提供し、物件の契約率アップに貢献しています。

カグオク株式会社のコメント

このニュースを受けまして、カグオク株式会社よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

マルチにプロダクトを開発するための開発陣体制の強化と、それらを販売していくためのマーケティング資金に充てることを目的としています。

・今後の展望を教えてください。

現在提供している「カグオク」に加え、新しいプロダクトをリリースする予定です。

この2つのプロダクトをより多くの全国の不動産事業者様にご利用いただけるよう尽力してまいります。

・読者へのメッセージをお願いします。

どこかでお会いすることがありましたら、何卒よろしくお願いいたします。

企業・事業の成長には資金調達を成功させることが重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI BtoB インテリア カグオク コーディネート ホームステージング 不動産 不動産会社 作成 内装 写真 家具 株式会社 物件 画像 資金調達 部屋 集客
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ARグラス用ディスプレイや空間認識エンジンを開発する「Cellid」が20億円調達
2025年2月6日、Cellid株式会社は、総額20億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Cellidは、ARグラス用ディスプレイと空間認識エンジンの開発を主軸とした事業を展開しています。 と…
医療現場の事務作業効率化を支援する「AI問診Ubie」提供の「Ubie」が20億円調達
2020年6月4日、Ubie株式会社は、総額約20億円の資金調達を実施したことを発表しました。 医療現場の事務作業効率化をサポートする「AI問診Ubie」や、生活者向けサービス「AI受診相談ユビー」を…
オンライン賃貸プラットフォーム「airdoor」を運営する「エアドア」が1.5億円調達
2023年4月25日、株式会社エアドアは、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 エアドアは、オンライン賃貸プラットフォーム「airdoor(エアドア)」を運営しています。 管…
東京タワーでeスポーツテーマパーク 「RED° TOKYO TOWER」を運営する「TEG」が37億円調達
2023年4月27日、TEG株式会社は、総額約37億円の資金調達を実施したことを発表しました。 TEGは、東京タワーを拠点に、eスポーツ×エンターテインメントの事業を展開しています。 2022年4月に…
サイバー・セキュリティの「Flatt」が2.2億円調達
2019年7月11日、株式会社Flattは、総額約2億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 東大発スタートアップで、サイバー・セキュリティ事業を展開しています。 現在は、Webアプリ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集