注目のスタートアップ

製造業向けナレッジマネジメントプラットフォーム「blooplinter」などを提供する「LIGHTz」が8.9億円調達

company

2024年11月18日、株式会社LIGHTzは、総額8億9000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

今回の資金調達により、累計調達額は17.5億円となりました。

LIGHTzは、ものづくり品質向上サービス「Indst Park」や、フロントローディングイノベーション「blooplinter」などのプロダクトの開発・提供、システム開発事業、コンサルタント事業を展開しています。

今回の資金調達は、安定的な資金確保を目的としています。


LIGHTzは、製造業が直面するベテラン技術者の高齢化や退職による技術喪失という課題を解決するため、「汎知化(はんちか)」技術と「BrainModel(ブレインモデル)」テクノロジーを活用したプロダクトを提供しています。

「汎知化」技術は、熟練技術者の思考やノウハウを可視化する手法です。製造業の経験を持つコンサルタントが技術者へのヒアリングを通じてその知見を引き出し、データとして記録します。この情報は「BrainModel」という言語ネットワークに変換され、技術伝承AIの教師データとして利用されます。これにより、熟練技術者の思考プロセスを模倣するAIを構築することが可能になります。

LIGHTzの提供するナレッジマネジメントプラットフォーム「blooplinter」は、3D CADを活用し、熟練技術者の知識や実績を効率的に蓄積・管理するプロダクトです。従来のマニュアルと異なり、視覚的な情報が多いため、利用者にとって理解しやすいことが特徴です。

デジタル化が進む中、3D CADの活用範囲はさらに広がると予想されており、3D CADを基盤としたナレッジマネジメントは次世代のスタンダードとなる可能性を秘めています。

事業の拡大には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ blooplinter BtoB DX Indst Park LIGHTz ツール テクノロジー ナレッジ ナレッジマネジメント ノウハウ プラットフォーム ブループリンター ものづくり 中小製造業 共有 効率化 向上 品質 技術 株式会社 標準化 知識 職人 製造業 資金調達 高度化
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

フリーランス不動産エージェントファーム「TERASS Agent」など提供の「TERASS」が2.2億円調達
2021年3月9日、株式会社TERASSは、総額2億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 フリーランス不動産エージェントファーム「TERASS Agent(テラスエージェント)」と、…
エッジAIのアルゴリズムを提供する「エイシング」が3億円調達
2019年11月20日、株式会社エイシングは、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 エッジAIにおいて、導入機器側でのリアルタイムな自律学習・予測を可能にするAIアルゴリズム「ディープ…
「中国電力」が訪日外国人旅行者向け観光プラットフォームサービスを展開する「WAmazing」に出資
2023年4月5日、中国電力株式会社は、WAmazing株式会社に出資したことを発表しました。 WAmazingは、訪日外国人旅行者向け観光プラットフォームサービスを展開しています。 Web・アプリ・…
植物のゲノム編集プラットフォーム技術によりスピーディな種苗開発を実現する「グランドグリーン」が6.5億円調達
2024年6月21日、グランドグリーン株式会社は、総額約6億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 グランドグリーンは、環境負荷の低い種苗や迅速な種苗開発を実現するためのゲノム編集技術…
AIエンジンの研究開発・製品化を展開する「Nextremer」が資金調達
2020年2月17日、株式会社Nextremerは、資金調達を実施したことを発表しました。 機械学習を中心としたAIテクノロジーの社会実装を目指し、研究開発・製品化を行っています。 具体的には、自社研…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集