注目のスタートアップ

カーボンクレジット売買プラットフォーム「日本カーボンクレジット取引所(JCX)」を提供する「日本GXグループ」が資金調達

company

2024年11月18日、日本GXグループ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

日本GXグループは、カーボンクレジット売買プラットフォーム「日本カーボンクレジット取引所(JCX)」や、環境貢献度や環境スコアリングについて企業を横断して情報開示するポータルサイト「GXリサーチ」、新たなGX戦略を推進するためのソリューションサイト「Green-X」を展開しています。

「日本カーボンクレジット取引所(JCX)」は、2023年9月から開始している、Web上で売買が完結するカーボンクレジット取引所です。

取引状況活性化施策のひとつとして、法人だけでなく個人にも市場を開放することを目指しています。

今回の資金は、プロダクト開発や採用・組織体制の強化に充当する予定です。


世界的な気候変動は、生活や経済活動に深刻な影響を及ぼしています。干ばつの増加、大規模災害の頻発、海面上昇による土地の減少、生物多様性の損失など、さまざまなリスクが顕在化しています。

こうした状況を受け、地球温暖化対策として温室効果ガス、特に二酸化炭素の排出削減が国際的に進められています。日本は「2050年カーボンニュートラル」の目標を掲げ、温室効果ガス排出の全体的な実質ゼロを目指しています。この目標は、排出を完全にゼロにするのではなく、排出量と吸収量を均衡させ、最終的な差し引きをゼロにする考え方に基づいています。

具体的な取り組みとして、森林保全などの環境保全活動への寄付や支援が挙げられます。また、「カーボンクレジット」という仕組みを活用し、削減や吸収の成果をクレジットとして発行・取引する動きが広がっています。カーボンクレジットには、公的機関によって認証されるものと、民間事業者間で取引されるボランタリークレジットがあります。

日本GXグループは、カーボンクレジット市場の拡大を目指し、「日本カーボンクレジット取引所」という売買プラットフォームを提供するほか、GXコンサルティングやクレジット創出活動などを通じて、全国で積極的に取り組みを展開しています。

環境、社会、ガバナンスに配慮する企業に積極的に投資するESG投資が世界的に盛んとなってきています。カーボンニュートラルに関する取り組みは投資家に対するアピールにもなります。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受ける方法など、資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB GX カーボンクレジット グリーントランスフォーメーション クレジット プラットフォーム 売買 日本GXグループ 日本カーボンクレジット取引所 株式会社 気候変動 環境 環境対応 調達 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人設立の完全ガイド|設立の流れ・メリット・手続き一覧など徹底解説!
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

中規模から大企業向けクラウドワークフロー提供の「kickflow」が資金調達
2022年3月8日、株式会社kickflowは、資金調達を実施したことを発表しました。引受先は、HENNGE株式会社です。 kickflowは、中規模から大企業向けのクラウドワークフロー「kickfl…
オンライン薬局「minacolor」運営の「ミナカラ」が3億円調達
2020年8月24日、株式会社ミナカラは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ユーザーが正しい知識とともに医薬品を購入できるオンライン薬局「minacolor(ミナカラ)」を運営してい…
人流のリアルタイム計測など画像解析AIを開発・提供する「Intelligence Design」が資金調達
2022年5月19日、株式会社レスターホールディングスは、CVCファンド「Restar-SBI Innovation 投資事業有限責任組合」を通じて、Intelligence Design株式会社に出…
生産・在庫・物流などの課題を解決するD2Cソリューション開発の「Brandit」が資金調達
2019年11月7日、株式会社Branditは、資金調達を実施したことを発表しました。 生産から物流までをワンストップで提供できるBtoB向けのソリューションを開発しています。 また、自社生産、自社E…
日本酒ベンチャーの「Clear」が2.5億円調達
2020年2月3日、株式会社Clearは、総額2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 高級日本酒ブランド「SAKE100(サケハンドレッド)」や、日本酒専門Webメディア「SAKE…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集