注目のスタートアップ

中性子線育種技術を展開する「クォンタムフラワーズ&フーズ」が3億円調達

company

2024年10月4日、株式会社クォンタムフラワーズ&フーズは、
総額3億円
の資金調達を実施したことを発表しました。

クォンタムフラワーズ&フーズは、中性子線による放射線育種サービスを展開しています。

日本発の中性子線育種技術の実用化に成功し、特許を取得しています。この技術を用い、スピーディな育種サービスを手がけているほか、オープンイノベーションの形で中性子線を用いた植物や農作物の研究を行っています。

今回の資金は、国内の実証・サービス体制の拡大、海外での加速器の利用とサービス拠点の構築に充当する予定です。


育種(品種改良)とは、植物の遺伝子の変化を利用して、人類の目的に適した品種を選び出したり新たに作りだす作業を指します。この過程では、植物の性質を改良するためにさまざまな技術が使われます。

古くは、自然界で発生した突然変異による性質の変化を利用し、その中から望ましい特性を持つ植物を選んで育てていました。これにより、より収量が高い、病気に強い、あるいは食味が良いといった特性を持つ品種が選ばれてきました。

現代では、さらに技術が発展し、異なる品種を交配することで、特定の性質を持つ新しい品種を作る手法が主流となっています。このようにして、農業の効率向上や作物の品質向上が図られており、育種は現代の農業において欠かせない技術のひとつとなっています。

しかしながら、育種は短くても5年から10年ほどの年月がかかることが課題となっています。近年は、気候変動によって高温に強い品種などが求められるなど、育種に対するニーズが増加・多様化しており、よりスピーディな育種技術が求められています。

こうした背景のもと、ゲノム編集技術や放射線を用いた育種技術・サービスの実用化が進められています。

クォンタムフラワーズ&フーズは、中性子線を用いた育種技術を展開しています。この技術は、1度の照射で大きな突然変異を高効率で得やすい速中性子線を用い、新系統を作りだす期間を大幅に短縮します。

また、速中性子線は従来の放射線とは引き起こすDNA損傷の種類が異なり、働く修復系も異なることから、これまで獲得できなかった未知の変異体取得が期待できるという特徴もあります。

事業の拡大のためには資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB 品種改良 技術 株式会社 植物 資金調達 農作物 農業
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2026年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

遺伝性希少疾患の創薬研究を行う「リボルナバイオサイエンス」が6.7億円調達
2023年5月25日、株式会社リボルナバイオサイエンスは、総額約6億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 リボルナバイオサイエンスは、遺伝性希少疾患を対象としたRNAを標的とする低分…
光の力により構築物の錆・塗膜・有害物質を除去する「CoolLaser」を手がける「トヨコー」が資金調達
2024年4月30日、株式会社トヨコーは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社脱炭素化支援機構、りそなキャピタル8号投資事業組合です。 各社からの出資総額は2.5億円であり、今回…
自然由来のカーボンプロジェクトのためのdMRVソリューションを開発する「Archeda」が資金調達
2025年6月10日、株式会社Archedaは、資金調達を発表しました。 Archedaは、自然由来のカーボンプロジェクトのためのdMRVソリューションを開発しています。 森林・農業・ブルーカーボンな…
地域コミュニティアプリ「ピアッザ」を手がける「PIAZZA」が1.4億円調達
2025年5月28日、PIAZZA株式会社は、総額1億4000万円の資金調達を発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は7.7億円となります。 PIAZZAは、全国73自治体と連携し、地域コミ…
インナーケア活動サポート分析サービスを手がける「PITTAN」が資金調達
2023年8月29日、株式会社PITTANは、資金調達を実施したことを発表しました。 PITTANは、分析化学の技術をベースに、 “理想の自分”の実現に不可欠なインナーケア活動サポート分析サービスを手…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集