注目のスタートアップ

位置情報にまつわるAI事業や宇宙事業を展開する「LocationMind」が31.7億円調達

company

2024年9月13日、LocationMind株式会社は、総額31億7000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

今回の資金調達により、累計調達額は約49.1億円となります。

LocationMindは、位置情報にまつわるAI事業と宇宙事業を展開する東京大学発ベンチャー企業です。

AI事業では、人・自動車・船舶・衛星画像など多様な位置情報ビッグデータを取り扱い、世界規模の高度なデータ分析を提供しています。

宇宙事業では、測位衛星システムを用いた次世代のGNSSセキュリティサービスを提供しています。

今回の資金は、分析ソリューションの拡張と展開地域・領域のさらなる拡大、宇宙事業の事業化、空間情報生成AIの開発などに充当します。


近年、GPSを搭載したスマートフォンやコネクテッドカーの普及が進む中、位置情報データがビジネスに新たな可能性をもたらしています。

たとえば店舗ビジネスでは、新規出店の際、従来は周辺の人口や交通量といった定性的な情報に頼っていました。しかし、今では位置情報データを活用することで、より精密な商圏分析が可能になり、出店場所の選定が劇的に効率化されています。商圏内の人びとがどう移動し、どのエリアでもっとも需要が高まるのかがデータから読み取れるのです。

しかしながら位置情報データをビジネスに活かすには、技術的な課題やプライバシーの配慮、セキュリティ対策が欠かせません。

たとえば、GPSを代表とする測位信号は、改竄や攻撃のリスクが高いという課題を抱えています。

こうした背景のもと、LocationMindは、多様な位置情報データを組み合わせた高度な分析を提供し、位置情報ビッグデータの活用に貢献しているほか、信頼性の高い次世代GPS受信機の開発など、安心安全に位置情報データを活用できる世界の実現を目指しています。

事業の拡大には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI BtoB GNSS LocationMind セキュリティ データ データ分析 ビッグデータ 位置情報 位置情報データ 位置情報銀行 宇宙 宇宙ベンチャー 展開 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

EC売上最大化を実現するECプラットフォーム事業などを展開する「ACROVE」が11.4億円調達
2023年10月11日、株式会社ACROVEは、総額11億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ACROVEは、EC売上最大化を実現するECプラットフォーム事業と、M&Aを通してブラ…
非接触型AI肌診断アプリ「HADABON」開発の「AquaAge」が1,200万円調達
2022年8月30日、AquaAge株式会社は、総額1,200万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AquaAgeは、非接触型AI肌診断アプリ「HADABON」を開発し、2022年6月にβ版を…
リモートワーカーのための求人・情報メディア「テレラボ」展開の「Drafty」が4,500万円調達
2021年9月27日、株式会社Draftyは、総額4,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 リモートワーカーのための求人・情報メディア「テレラボ」を運営しています。 リモート枠特化の求人…
持続可能なイカ養殖システムを開発する「Kwahuu Ocean」が資金調達
2024年11月25日、Kwahuu Ocean株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 Kwahuu Oceanは、持続可能なイカの養殖システムを開発しています。 沖縄科学技術大学院大学(…
メイク動画を見ながら商品の口コミを確認できるアプリ「ビーユー」を手がける「Cinderelax」が資金調達
2024年2月16日、株式会社Cinderelaxは、資金調達を実施したことを発表しました。 メイク動画を見ながら商品の口コミを確認できるアプリ「ビーユー」を開発・提供しています。 YouTubeにア…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集