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フリーランス向け業務管理ツールを開発・運営する「Tooon」が資金調達

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2024年8月22日、Tooon株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

Tooonは、フリーランス向け業務管理ツール「Tooon(トゥーン)」を開発・運営しています。

ブラウザ上で共同編集できるビジネス取引アプリです。

プロジェクト、取引、タスク、請求・支払い、帳票の発行・送付、クレジットカード決済、バーチャル銀行口座、匿名決済、レポート、プロフィール、人材管理、権限管理・付与といった機能を提供しています。

取引情報の透明化と業務効率化を通じ、フリーランス・クリエイターの生産性向上や取引トラブル防止に貢献することを目指しています。

今回の資金・ネットワークを活用し、さらなる事業成長や、協業検討によるプロダクト価値向上を実現していきます。


フリーランスは独立した事業者として企業と業務委託契約などを結び仕事を請け負う者であり、近年新たな働き方として注目が高まり、その数が増加しています。

フリーランスが増加している背景には、2018年1月の「モデル就業規則」の改訂により「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」という規定が削除、副業・兼業に関する規定が新設されたことにより副業・兼業が解禁され、さらに多様な働き方が推進されていることにあります。

企業でも戦略的にフリーランスを活用するという動きが広がってきており、フリーランスの働き方やフリーランスと企業の取引などを支援するためのサービスのニーズが高まってきています。

フリーランスと企業との取引にはいくつもの課題が残されています。たとえば、フリーランスと企業のやり取りは直接メールやビジネスチャットによって行われたり、クラウドソーシングプラットフォームなどを介して行われたりしています。

しかし、メールやビジネスチャットによるやり取りは非効率的であり、コミュニケーションミスや取引の不透明性によってトラブルが発生することもあります。

また、クラウドソーシングプラットフォームの場合は手数料がかかるほか、必要となる機能が提供されていないこともあります。

Tooonはこうした課題を解決するため、取引情報の透明化や業務効率化によってフリーランスのビジネスを支える業務管理ツール「Tooon」を提供しています。

Tooon株式会社のコメント

このニュースを受けまして、Tooon株式会社よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

Tooon株式会社は『個の力を最大化し、社会課題の解決に貢献する』というMissionのもと、フリーランス向け業務管理ツールTooon(トゥーン)の開発・運営を行っております。

多くのユーザーの方にTooonをご利用いただく中で、「ここをこうして欲しい」「ここがこうだったら良いのに」というフィードバックを頂いております。それらのご要望にお応えし、理想のフリーランス向け業務管理ツールを実現するべく、日々開発に邁進しています。

より早く理想の世界を実現するために、もっとアクセルを踏んでTooonの開発をしたい。そんな思いで各所でご相談したところ、多くの個人投資家・事業会社・CVCファンドの方にご出資していただくことができました。

頂いたご支援を元に、Tooonの開発を加速してまいります。

・今後の展望を教えてください。

Tooonが目指すのは、フリーランスの方や、フリーランスの方と一緒に仕事をする方が、事務処理など面倒な業務に時間を奪われず、自身の得意なことに集中できる世界を作ることです。その世界の実現のために、今後もTooonの開発を続けていきたいと考えています。

また、アプリケーションの提供のみならず、BPOソリューションの提供なども合わせてご提案しております。フリーランスとして働く方がより自分の能力を発揮できるように、様々な角度からお役に立てるように頑張っていきたいと思います。

・読者へのメッセージをお願いします。

Tooonは現在、2,000を超えるフリーランス・事業者の方にご利用いただいております。自身がフリーランスとして活動している、あるいはフリーランスの方と協業してお仕事をすることが多いという方は、ぜひ一度Tooonの機能に触れてみていただけると嬉しいです。

また、他の企業さまとの協業も積極的に行っております。もし何か協業できそうなことがありましたら、お気軽にご連絡くださいませ。お問い合わせは、Tooonのお問い合わせフォームよりお送りいただけますと幸いです。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との連携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

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