注目のスタートアップ

請求書受領サービスやフリーランス向け請求書先払いサービスなどを展開する「ペイトナー」が12億円調達

company

2024年8月8日、ペイトナー株式会社は、総額約12億円の資金調達を実施したことを発表しました。

ペイトナーは、受け取りから振り込みまで自動化する請求書受領サービス「ペイトナー 請求書」や、フリーランス・個人事業主向けの請求書先払いサービス「ペイトナー ファクタリング」を提供しています。

今回の資金は、採用・組織体制の強化、研究開発、株式上場の準備に充当します。


事業者が取引先に対して請求書を発行し、月末締めで翌月末などに支払う「掛け払い(請求書払い)」は、法人や個人事業主などの事業者間で一般的に利用されている支払い方法です。

この請求書払いは、請求業務を月に一度に集約して経理の負担を軽減できることや、支払いを翌月末などに延ばすことで資金管理を容易にすることなどのメリットがあります。

しかし、請求する側にとっては、現金が翌月末まで入金されないため、キャッシュフローに課題が生じる可能性があるという問題があります。たとえ売上が黒字でも、急なトラブルや支払いの遅延で手元の現金が不足すれば、最悪の場合、黒字倒産に至るリスクもあります。

とくに、中小企業やフリーランスは資金に余裕がないことが多く、請求書払いによって生じる問題によって資金繰りに苦しむケースが少なくありません。したがって、中小企業やフリーランスの経営を安定させるためには、この問題の解決が重要です。

このような背景を受けて、近年では中小企業やフリーランス向けに金融面の課題を解決することを目的としたサービスを提供するFinTech企業が増加しています。

ペイトナーは、請求書先払いサービス「ペイトナー ファクタリング」の提供などにより、フリーランスや中小企業などのスモールビジネス事業者の資金面の課題解決に貢献しています。

近年は、副業解禁や働き方の多様化に伴いフリーランスの数は増加しているため、今後もフリーランス向けのサービスの需要が拡大し、成長していくことが期待されています。

資金繰りがうまくいかないと、売上が黒字であっても倒産してしまう黒字倒産に陥ることがあります。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期に重要視したいキャッシュフローについてのノウハウや、黒字倒産しない会社を作る資金繰り表の作成術などを詳しく解説しています。

また、企業を成長させるには資金調達を成功させることも重要です。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB Fintech オンラインファクタリング クラウドファクタリング スモールビジネス ファクタリング フリーランス ペイトナー ペイトナー ファクタリング ペイトナー 請求書 個人事業主 先払い 株式会社 管理 自動化 請求書 請求書先払いサービス 請求書受領サービス 資金管理 資金繰り 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

看板の保守点検・改修提案・制作・施工・管理を一括で手がける「看板ドック」を展開する「レガーロ」が資金調達
2023年11月20日、株式会社レガーロは、J-KISS型新株予約権と金融機関からの融資により数千万円の資金調達を実施したことを発表しました。 レガーロは、看板の保守点検・改修提案・制作・施工・管理を…
テクノロジーを活用した歯科医療支援事業を展開する「Dental Prediction」が1.5億円調達
2022年8月30日、株式会社Dental Predictionは、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Dental Predictionは、症例・歯科商品の3Dデータを作…
店舗情報の一括管理サービスを開発・提供する「カンリー」が10億円調達
2023年5月16日、株式会社カンリーは、総額約10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 カンリーは、Googleビジネスプロフィール、HP、SNSの店舗アカウントの一括管理サービス「Canl…
心疾患診断アシスト機能付遠隔医療対応聴診器「超聴診器」の研究開発を行う「AMI」が9.1億円調達
2023年6月6日、AMI株式会社は、総額9億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AMIは、心疾患診断アシスト機能付遠隔医療対応聴診器「超聴診器」の研究開発を通して、聴診DXに取り…
Instagramの投稿がキャッシュに変わるアプリ提供の「Follop」が1,800万円調達
2019年9月27日、株式会社Follopは、総額1,800万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Instagramの投稿が一瞬でキャッシュに変わるアプリ「Follop(フォロップ)」を提供し…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集