注目のスタートアップ

看板の保守点検・改修提案・制作・施工・管理を一括で手がける「看板ドック」を展開する「レガーロ」が資金調達

company

2023年11月20日、株式会社レガーロは、J-KISS型新株予約権と金融機関からの融資により数千万円の資金調達を実施したことを発表しました。

レガーロは、看板の保守点検・改修提案・制作・施工・管理を一括で手がけるサービス「看板ドック」を提供しています。

目視・近接目視・触診などの一般的な看板検査に加え、非破壊超音波検査、解析診断、補修・延命、賠償責任保険を付帯したサービスです。

看板事故を未然に防止することで、看板倒壊リスクから企業を守ります。


文字・地図・絵などによって道行く人びとに情報を伝える看板は、商売にとって重要な存在です。

たとえば、店前に掲げる看板は、店のジャンルや店名を知らせたり、そのサービス内容を通りがかる人に知らせ、集客につなげます。

ほかにも国道などに掲示し店の場所を伝える看板は、店を探している人のスムーズな来店を促します。

また看板は、タワー看板、袖看板、スタンド看板、自立看板、壁面看板、塔屋看板など多様な種類があり、店はその用途によって使い分けています。

一方、このように多様な看板があることで、店側はその点検や補修に手間がかかっているという課題を抱えています。

そして近年、適切に維持管理されていない看板が落下する事故が多数発生し、歩行者が大けがを負う事故なども起きています。

多数発生している要因として、高度経済成長期やバブル期に多数設置され、その後適切な維持管理がされていない看板が未だ数多く残っていることが挙げられます。

看板の落下による事故は看板の所有者に責任があります。したがって所有者は適切に安全点検・調査を行い、事故を起こさないように管理することが重要です。

一方で、点検・調査方法は看板の所有者が決定するため、比較的費用がかからない目視点検を依頼することが多くなっています。

この目視点検は看板の劣化などを見逃してしまう危険性があるほか、そもそも看板業界には安全基準がないため、点検業者の点検基準が未然に事故を防止するものではないといったこともあります。

レガーロは「看板で悲しむ人をゼロにする」というミッションを掲げ、「看板ドック」事業を展開しています。

事業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB リスク レガーロ 一括 事故 保守 保険 制作 改修 施工 株式会社 検査 点検 看板 看板ドック 管理 解析 診断 資金調達 防止
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

社会的インパクト投資プラットフォームや社会的インパクト可視化型のファイナンスサービスを展開する「インパクトサークル」が1.7億円調達
2022年10月19日、インパクトサークル株式会社は、総額1億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 インパクトサークルは、インパクト事業活動が生み出す社会的インパクトの定量・定性両面…
抹茶の飲用機会をグローバルに広げる「World Matcha」が約1億円調達
2019年12月5日、World Matcha株式会社は、総額100万ドル(約1億円)の資金調達を実施したことを発表しました。 新しいソリューションを通じ、抹茶の飲用機会を世界的に広めていくことをミッ…
ピッチ・イベント「earthkey pitch」企画・運営の「アースキー」が「電通」と事業連携 新規事業支援を強化
2021年1月12日、株式会社アースキーは、株式会社電通と事業連携を行うことを発表しました。 アースキーは、DX関連スタートアップによるピッチ・イベント「earthkey pitch」の企画・運営など…
AIデータプラットフォームを提供する「FastLabel」が4.6億円調達
2022年8月10日、FastLabel株式会社は、総額4億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 FastLabelは、AIデータプラットフォーム「FastLabel」を提供していま…
「働き方改革推進支援助成金(労働時間適正管理推進コース)」
厚生労働省は「働き方改革推進支援助成金(労働時間適正管理推進コース)」について発表しました。 このコースは、生産性を向上させ、労務・労働時間の適正管理の推進に向けた環境整備に取り組む中小企業事業主を支…

大久保の視点

「ZOHOLICS Japan 2024」ゾーホージャパン社長コメント&創業手帳大久保登壇の模様
「Zoholics(ゾーホリクス)」は、「Zoho CRM」などのビジネスソフトウェアを提供するゾーホージャパン株式会社が毎年開催しているビジネスイベントで…
(2024/9/20)
スタートアップワールドカップ九州大会:優勝は医薬品開発のStapleBio!熊本で開催
世界最大級のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ」の九州予選である「KYUSYU REGIONAL 2024」が、2024年8月27日(火)に開…
(2024/8/27)
「スタートアップビジネスMBA講座」明治大学MBAの執筆陣と出身起業家が解説
創業手帳代表も執筆陣に参加。注目のスタートアップ本 起業家教育が近年注目を浴びています。しかし、スタートアップはまだ新しい領域であり、不確実性も高く、学問に…
(2024/7/29)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】