注目のスタートアップ

外科系医療者のためのスマート手術台帳「OpeOne(オペワン)」を開発・提供する「クオトミー」が1億円調達

company

2024年7月30日、株式会社クオトミーは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

クオトミーは、外科系医療者のためのスマート手術台帳「OpeOne(オペワン)」を開発・提供しています。

AI-OCR技術を活用し、外科系医療者がいつでもどこでも、チームの手術症例情報を簡単かつ安全に確認・共有できるシステムです。

非同期的なコミュニケーションを可能とし、これまで時間外で行っていた業務時間を大幅に削減します。

今回の資金は、「オペワン」のさらなる開発と機能拡張に充当する予定です。


医療技術の発展によってこれまでよりも高い難易度の手術が増加するなど、医療現場はより高度なものとなっている一方で、高齢化によって患者数が増加し、さらに医療業界は人手不足によって医療従事者1人あたりの負担が高まっています。

このような状況下で、医療の質を保ちながら、医療を持続可能なものとするため、テクノロジーの活用が進められています。

とくに医療現場では情報共有がアナログな手法で行われていることが多く、これによって非効率的な作業に時間が取られ、医療従事者の長い時間外労働などにつながっているという課題があります。

なかでも外科医は、専門医資格を取得するのに時間がかかる、勤務時間が長い、給与が勤務量に見合っていない、医療訴訟のリスクがあるなどさまざまな要因によって担い手が不足しており、若手外科医の確保が喫緊の課題です。

クオトミーはこのような背景のもと、外科系医療現場向けに、チームの手術症例情報を簡単に確認・共有できるシステムを提供し、業務効率化を支援しています。

事業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI BtoB OCR OpeOne オペワン クオトミー コミュニケーション システム チーム 共有 医師 医療 医療情報システム 外科 外科医 情報 情報共有 手術 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

AIプログラミング学習サービス「Aidemy」の運営元が9,200万円調達!
平成30年5月10日、株式会社アイデミーは、総額9,200万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AI関連の技術を学べるプログラミング学習サービス「Aidemy」を提供しています。 実践を重視し…
地域医療連携クラウドシステム「medigle」を提供する「メディグル」が5,000万円調達
2023年1月12日、メディグル株式会社は、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 メディグルは、地域医療連携クラウドシステム「medigle」を提供しています。 連絡先管理などが…
D2C事業開発の「ALPACA」が「Unreact」と共同で飲食店専門のEC化戦略総合パッケージ「NEW DREAM」を立ち上げ
株式会社ALPACAは、株式会社Unreactと共同で、「NEW DREAM」を開始したことを発表しました。 「NEW DREAM」は、飲食店専門のEC化戦略総合パッケージです。 飲食店のこだわりのE…
バーチャル・スペース提供の「oVice」が1億円調達
2020年12月21日、oVice株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、12月12日に株式会社NIMARU TECHNOLOGYから、oVice株式会社に社名を変更して…
海外の製品特化した新規治療薬開発・市場化の「ヘカバイオ」が5.5億円調達
2018年12月7日、ヘカバイオ株式会社は、総額5億5,200万円の資金調達を実施したことを発表しました。 海外の製品の導入に特化して新規治療薬の開発や市場化を展開しています。 主にがん、自己免疫性炎…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集