特許庁「知財活動事例集」を公開 中小企業14社の取り組みを紹介

tips

2024年7月23日、特許庁は、「知財活動事例集」を公開しました。

知的財産活動(知財活動)に取り組む中小企業を紹介する電子冊子です。

業種や活動内容の多様性に富む中小企業14社に取材を行い、各企業の「知財活動」を詳しく紹介しています。

冒頭では「知財活動」を14に分類し、知財活動に取り組む全国14社の中小企業についてその背景や考え方を紹介しています。とくに小規模企業といわれる従業員数が少ない中小企業も取り上げています。

最後のコラムでは、様々な支援機関・専門家と連携した知財支援の事例も取り上げています。


知的財産権は企業にとって重要な経営資源のひとつです。

企業は特許などを取得することで、自社の製品や技術を保護し、模倣や侵害から守ることができます。さらに、知的財産権を活用してビジネスを独占的に展開することで、利益の最大化を図ることが可能です。

特許庁の調査によれば、知的財産を所有する中小企業は、所有しない企業に比べて売上高営業利益率が高いことが示されています。つまり、知的財産の活用は企業の成長に寄与するのです。

しかし、知的財産権を戦略的に活用するには専門的な知識が必要です。中小企業や小規模事業者はリソースに制約があるため、十分な知財戦略を展開できず、利益を最大化できていないのが現状です。

この課題に対応するため、特許庁が公開した電子冊子「知財活動事例集」は、中小企業14社に取材を行い、多様な知財活動がどのように実施されているのかを紹介しています。

知財戦略を展開したいが、どのように取り組めば良いのか、どのような取り組みが有効なのか、具体的に何ができるのかといった課題を抱えている企業にとって、この事例集は大きなヒントとなるでしょう。

知的財産権の活用のためには、スタートアップ・中小企業のビジネスのことを理解した専門家の支援を受けることが重要です。創業手帳は無料で専門家の紹介を行っているため、知財活用を考えている企業はこちらを活用できます。

また、起業家や専門家の生の声をもとに記事化した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」や、資金調達に特化した「資金調達手帳」も無料で送付しております。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ IP 中小企業 事例 冊子 特許庁 知的財産 知的財産権 知財 知財活動事例集 紹介
詳細はこちら

知財活動事例集 ~中小企業の舞台裏 14事例~

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

【最大300万円】「外国出願・審査請求・中間応答支援(海外権利化支援事業)」外国出願の権利化に要する費用を補助
特許庁は「外国出願・審査請求・中間応答支援(海外権利化支援事業)」を実施しています。 国での特許、実用新案、意匠または商標の出願・権利化を予定している中小企業、中小スタートアップ企業、小規模企業、大学…
「中小企業の省エネ・脱炭素に関する実態調査」エネルギー価格上昇に約9割が「影響あり」と回答
日本商工会議所と東京商工会議所は、「中小企業の省エネ・脱炭素に関する実態調査」を実施、集計結果を公表した。 この調査は、全国200商工会議所の会員企業を対象に行ったものです。 大企業のみならず中小企業…
VTuberのプロデュース事業やバーチャル学園都市「MEキャンパス」の運営などを手がける「Brave group」が資金調達
2023年12月20日、株式会社Brave groupは、資金調達を実施したことを発表しました。 これによりシリーズDラウンドの総額や31.1億円、2017年10月創業時からの累計調達額は約58億円と…
広告代理店事業やタレント・インフルエンサーマネジメント事業などを展開する「FOR YOU」が2.5億円調達
2025年3月25日、株式会社FOR YOUは、総額2億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 FOR YOUは、デジタル・SNS領域を中心とした広告代理店事業、タレント・インフルエンサ…
VTuberのプロデュース事業やバーチャル学園都市「MEキャンパス」の運営などを手がける「Brave group」が資金調達
2024年4月23日、株式会社Brave groupは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、三井不動産株式会社と株式会社テレビ朝日ホールディングスです。 この資金調達により、シリーズDの…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集