創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2024年7月17日都市計画GISデータのダウンロードサイトが運用開始 全国の多種多様な都市計画のGISデータを無償提供

国土交通省は、都市計画GISデータのダウンロードサイトの運用を開始したことを発表しました。
都市計画は地方自治体により決定され、自治体ごとに様々な方法で従来から公開されてきました。今回、まちづくりのDXを更に進めるという観点から、国土交通省において各地方自治体で所有しているGISデータ(緯度経度等の位置情報を持ったデータ)を集約し、統一されたフォーマット(Shape形式/CityGML形式)で一元的に公開することで、より活用のしやすい環境を整備しました。
今回公開するデータは、都市計画区域、用途地域に加え、都市計画道路など多種多様な都市計画のGISデータです。これにより、都市計画の内容を幅広く知っていただくと共に、さまざまなデータと組み合わせや分析が容易になり、行政やまちづくり分野のみならず幅広い分野で活用できるようになっています。
GISデータは誰でも無償でダウンロード可能です。
国内では少子高齢化と東京一極集中が大きな課題となっています。地方では首都圏への若年層の流出が激しく、税収の減少や人口減少が加速しています。
地方の過疎化が進むと地域社会の生産機能や環境が低下し、それに伴い住人の生活を維持できなくなっていきます。
そこで、少子高齢化に対応し、地方の人口減少に歯止めをかけることを目的とした地方創生が推進され、さまざまな取り組みが実施されています。
まちづくりは地方創生のための中心ともいえる取り組みのひとつです。「まち」に活気があることで、地域の消費が促進されるほか、地域外からの観光客や商業・移住による人の流れが生み出されます。
こうしたまちづくりを効果的に進めるには、データの活用が重要です。
今回国土交通省が公表した都市計画GISデータは、全国の地方自治体で決定された都市計画のGISデータです。
都市計画のデータは自治体ごとにさまざまな方法で公開されてきました。そのためデータとして活用するにはハードルがあったのですが、今回の取り組みでは、GISデータを集約し、統一フォーマットで公開することで、より活用しやすい環境を整えています。
公開データは、都市計画区域、用途地域、都市計画道路など多種多様なものとなっています。
デジタル化の進展によってデータの活用が進んでいます。またデータ分析の効果を最大化させるには、データ活用を前提とした業務環境を整えることも重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。
また、資金調達に関するノウハウについては、「資金調達手帳」で提供してます。ぜひご活用ください。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | トレンド |
---|---|
関連タグ | DX オープンデータ サイト ダウンロード データ デジタルトランスフォーメーション まちづくり まちづくりDX 位置情報データ 国土交通省 緯度経度 都市計画GISデータ |
トレンドの創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年10月20日、株式会社ECOMMITは、総額約9億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ECOMMITは、循環型社会に向けたインフラ・システム開発や、リユース・リサイクル事…
2024年4月30日、ユナイテッド株式会社は、Habitat株式会社に出資したことを発表しました。 Habitatは、温浴施設向けDXツール「habitat」とトレーラーサウナ事業を展開しています。 …
東京都は、令和6年度「第2回中小企業デジタルツール導入促進支援事業」の公募について発表しました。 都内中小企業における事業活動のデジタル化を促進し、継続的な成長・発展を支援するため、デジタルツール導入…
2022年9月14日、株式会社アンドパッドは、総額約122億円の資金調達を実施したことを発表しました。 アンドパッドは、クラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」を提供しています。 現場の…
2024年10月8日、AGRIST株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、NIPPON EXPRESSホールディングスです。 AGRISTは、農業ロボットの開発や、農業AIの開発…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…