都市計画GISデータのダウンロードサイトが運用開始 全国の多種多様な都市計画のGISデータを無償提供

tips

国土交通省は、都市計画GISデータのダウンロードサイトの運用を開始したことを発表しました。

都市計画は地方自治体により決定され、自治体ごとに様々な方法で従来から公開されてきました。今回、まちづくりのDXを更に進めるという観点から、国土交通省において各地方自治体で所有しているGISデータ(緯度経度等の位置情報を持ったデータ)を集約し、統一されたフォーマット(Shape形式/CityGML形式)で一元的に公開することで、より活用のしやすい環境を整備しました。

今回公開するデータは、都市計画区域、用途地域に加え、都市計画道路など多種多様な都市計画のGISデータです。これにより、都市計画の内容を幅広く知っていただくと共に、さまざまなデータと組み合わせや分析が容易になり、行政やまちづくり分野のみならず幅広い分野で活用できるようになっています。

GISデータは誰でも無償でダウンロード可能です。


国内では少子高齢化と東京一極集中が大きな課題となっています。地方では首都圏への若年層の流出が激しく、税収の減少や人口減少が加速しています。

地方の過疎化が進むと地域社会の生産機能や環境が低下し、それに伴い住人の生活を維持できなくなっていきます。

そこで、少子高齢化に対応し、地方の人口減少に歯止めをかけることを目的とした地方創生が推進され、さまざまな取り組みが実施されています。

まちづくりは地方創生のための中心ともいえる取り組みのひとつです。「まち」に活気があることで、地域の消費が促進されるほか、地域外からの観光客や商業・移住による人の流れが生み出されます。

こうしたまちづくりを効果的に進めるには、データの活用が重要です。

今回国土交通省が公表した都市計画GISデータは、全国の地方自治体で決定された都市計画のGISデータです。

都市計画のデータは自治体ごとにさまざまな方法で公開されてきました。そのためデータとして活用するにはハードルがあったのですが、今回の取り組みでは、GISデータを集約し、統一フォーマットで公開することで、より活用しやすい環境を整えています。

公開データは、都市計画区域、用途地域、都市計画道路など多種多様なものとなっています。

デジタル化の進展によってデータの活用が進んでいます。またデータ分析の効果を最大化させるには、データ活用を前提とした業務環境を整えることも重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。

また、資金調達に関するノウハウについては、「資金調達手帳」で提供してます。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ DX オープンデータ サイト ダウンロード データ デジタルトランスフォーメーション まちづくり まちづくりDX 位置情報データ 国土交通省 緯度経度 都市計画GISデータ
詳細はこちら

全国の多種多様な都市計画のGISデータが利用可能に!~都市計画GISデータのダウンロードサイト運用開始~

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

自由診療クリニック特化型のDXツールを開発・提供する「B4A」が資金調達
2023年9月27日、株式会社B4Aは、資金調達を実施したことを発表しました。 B4Aは、自由診療クリニック特化型のDXツール「B4A(ビーフォーエー)」を開発・提供しています。 リアルタイム予約や電…
警備・点検業務向けロボットソリューションを提供する「ugo」が8.5億円調達
2024年1月31日、ugo株式会社は、総額8億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、株式会社ハリマビステム、星光ビル管理株式会社、TMES株式会社、みずほリース株式会社との業…
オンラインセミナー「DX時代に必須 ビジネスパーソン向け統計データ利活用セミナー ~推測統計編~」
総務省統計局が主催する「DX時代に必須 ビジネスパーソン向け統計データ利活用セミナー ~推測統計編~」が開催されます。 開催日程 第1回:2023年2月22日(水)14:00~17:00 応募締切 2…
「新モビリティサービス推進事業」補助金
国土交通省は「新モビリティサービス推進事業」の追加公募について発表しました。 交通事業者のデジタル化や、地域交通のキャッシュレス決済導入など、MaaS実装に向けた基盤整備を図るための支援を実施します。…
海事産業のDXを目指す「Marindows」が2億円調達
2022年3月15日、Marindows株式会社は、総額約2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 海上でも速い通信が行える次世代ブロードバンド通信の登場を見据え、海上統合デジタルプラットフォー…

大久保の視点

スタートアップワールドカップ九州大会:優勝は医薬品開発のStapleBio!熊本で開催
世界最大級のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ」の九州予選である「KYUSYU REGIONAL 2024」が、2024年8月27日(火)に開…
(2024/8/27)
「スタートアップビジネスMBA講座」明治大学MBAの執筆陣と出身起業家が解説
創業手帳代表も執筆陣に参加。注目のスタートアップ本 起業家教育が近年注目を浴びています。しかし、スタートアップはまだ新しい領域であり、不確実性も高く、学問に…
(2024/7/29)
世界最大級のビジネスコンテスト・スタートアップワールドカップ東京大会優勝はDigital Entertainment Asset山田耕三さん
世界最大級のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ」の東京予選である「TOKYO REGIONAL 2024」が、2024年7月19日(金)に開催…
(2024/7/19)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】