注目のスタートアップ

宇宙で実証・実験を行ったあと地球に帰還する宇宙機を開発する「ElevationSpace」が14億円超調達

company

2024年7月12日、株式会社ElevationSpaceは、総額14億円超の資金調達を実施したことを発表しました。

ElevationSpaceは、宇宙で実証・実験を行ったあと、地球に帰還する宇宙機を用いた、宇宙での実証・実験プラットフォーム「ELS-R」を開発しています。

また、「ELS-R」の大気圏再突入・回収技術を応用し、宇宙から高頻度に物資を持ち帰ることができる「ELS-RS」事業などのソリューションの展開も目指しています。

さらに、宇宙ビジネスへの参入を新たに検討する企業向けの「宇宙ビジネス研修サービス」を行うなど、Co-Creation事業も展開しています。

今回の資金は、宇宙環境利用・回収プラットフォーム「ELS-R」の開発体制強化に充当します。


近年、宇宙ビジネス市場は著しい成長を遂げています。

具体的には、2010年に約27兆円だった世界の宇宙ビジネス市場規模は、2019年には約40兆円に拡大しました。今後も成長を続け、2040年代には100兆円を超える市場に成長すると予測されています。

この成長の一因は、超小型衛星の開発とそれに伴う打ち上げコストの低減です。その結果、世界の人工衛星の打ち上げ数は2011年の129機から2022年には2,368機に増加しました。

このような状況下で、さまざまな産業において宇宙の活用や宇宙への進出を目指す取り組みが注目されています。

ElevationSpaceは、宇宙参入と活用をさらに加速させるため、宇宙空間での実証・実験を高頻度かつ気軽に行えるプラットフォームを開発しています。

企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、融資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB ElevationSpace ソリューション プラットフォーム 再突入 回収 地球 大気圏 宇宙 宇宙ビジネス 宇宙機 実証 実験 技術 株式会社 資金調達 開発
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

交換型マイクロ流路チップを用いたセルソーターを手がける「オンチップ・バイオテクノロジーズ」が「大塚電子」と資本業務提携
2023年11月22日、株式会社オンチップ・バイオテクノロジーズと大塚電子株式会社は、資本業務提携に合意したことを発表しました。 オンチップ・バイオテクノロジーズは、交換型マイクロ流路チップを用いたセ…
AIデバイス設計サービス「TAI Compiler」開発の「Tokyo Artisan Intelligence」が8,600万円調達
2021年2月24日、Tokyo Artisan Intelligence株式会社は、総額8,600万円の資金調達を実施したことを発表しました。 エッジ・デジバイスにAIのの学習を含めて簡単に実装でき…
生成AIを活用した法務サービスを提供する「Legal Agent」が5000万円調達
2025年1月9日、Legal Agent株式会社は、5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Legal Agentは、法務部員の深刻な人材不足や、弁護士側の膨大な業務量と非効率性の課題…
「サステナ」が社会課題に取り組む団体を支援する「未来基金」を創設
2020年12月15日、サステナ株式会社は、寄付制度「サステナ未来基金」を創設したことを発表しました。 「サステナ未来基金」は、社会課題に取り組む団体を継続的に支援する寄附制度です。 サステナはほかに…
リモート・アクセス時の本人認証を向上させる多要素認証サービス提供の「イニシャル・ポイント」が1億円調達
2021年3月18日、イニシャル・ポイント株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 LTE閉域網を利用しリモート・アクセス時に本人認証を向上させる多要素認証サービス「JinCre…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集