2024年度「ディープテック・スタートアップ支援基金/国際共同研究開発」公募予告

subsidy

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、2024年度「ディープテック・スタートアップ支援基金/国際共同研究開発」に係る公募の予告について発表しました。

ディープテック・スタートアップが海外市場への展開を目的として海外企業と行う共同研究開発に対し、NEDOと相手国側のイノベーション支援機関(公的支援機関)が並行して、それぞれ自国企業の研究開発費用の一部の助成等を行います。相手国側の公的支援機関が実施する公募の応募要件や助成規模は、国によって異なります。本事業では、NEDOは、相手国側事業者が相手国側の公的支援機関から支援を受けることを前提として、日本側事業者の研究開発費用の一部を助成します。

対象技術分野

済産業省所管の鉱工業技術(量子、AI、ロボティクス、半導体、電子機器、エネルギー・環境、バイオテクノロジー、新素材、医療機器、航空宇宙等。ただし、原子力技術に係るものは除く)であること。また、医薬品開発及び再生医療等製品に係る開発は原則として対象外とします。

ただし、創薬支援技術の開発や、医薬品開発を加速する支援技術の開発、医療機器、医療検査技術等、経済産業省所管の鉱工業技術に係る複合技術の開発は助成対象とします。

対象国

カナダ、フランス共和国、オランダ王国、オーストリア共和国、フィンランド共和国、シンガポール共和国、英国。

補助率及び助成の金額

助成対象費用の3分の2以内で、助成金額の上限は1億円

公募期間

2024年9月9日から2024年12月4日


ディープテックとは、大学などの研究機関で研究が進められている技術であり、実用化された際に社会課題の解決に大きなインパクトをもたらす技術を指します。

近年、持続可能な開発目標(SDGs)の推進に伴い、世界は社会課題の解決に向けて積極的に取り組んでいます。これらの社会課題は非常に根深く、その解決にはイノベーションが求められます。

このイノベーションをもたらすものとしてディープテックが高い注目を集めています。そしてディープテックなどの革新的な技術の実用化には、長年の研究開発と多額の資金が必要となることから、国や投資家による長期的な視点での支援が求められています。

また、ディープテックは国際的な課題解決にも貢献できるため、早期に技術を確立し、海外展開を実現できれば国力の強化にもつながります。

2024年度「ディープテック・スタートアップ支援基金/国際共同研究開発」は、ディープテックスタートアップが海外市場への展開を目的として海外企業と共同研究開発を行う際に助成を行うものです。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ NEDO イノベーション エネルギー スタートアップ スタートアップ支援 ディープテック ディープテック・スタートアップ支援基金/国際共同研究開発 企業 公募 共同研究 国立研究開発法人 国際共同研究開発 基金 展開 技術 支援機関 海外 海外市場 産業 研究開発 開発
詳細はこちら

2024年度「ディープテック・スタートアップ支援基金/国際共同研究開発」に係る公募について(予告)

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人設立の完全ガイド|設立の流れ・メリット・手続き一覧など徹底解説!
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

中小機構によるアクセラレーションプログラム「FASTAR」2次公募が開始 1/24〆切
2021年12月8日、独立行政法人中小企業基盤整備機構は、「FASTAR」の2021年度支援先企業の2次公募を開始したことを発表しました。 「FASTAR」は、IPOやM&Aを視野に入れ、ユニコーン企…
令和6年度「動物用ワクチン等保管事業」公募
農林水産省は、令和6年度「令和6年度動物用ワクチン等保管事業」の公募について発表しました。 動物用ワクチン等の需要が急増する緊急時に備え、動物用ワクチン等の流通体制の整備及び国が指定する動物用ワクチン…
「FINOLAB」がスタートアップ向けのバックオフィス・シェアリング・サービス「SUBPOSI」を開始
2020年6月4日、株式会社FINOLABは、「SUBPOSI(サブポジ)」を開始することを発表しました。 「SUBPOSI」は、スタートアップ向けのバックオフィスのシェアリング・サービスです。 第1…
便失禁・尿失禁の治療を目的とした細胞治療の研究開発を行う「イノバセル」が27億円調達
2022年7月21日、イノバセル株式会社は、総額27億円の資金調達を実施したことを発表しました。 イノバセルは、切迫性・漏出性便失禁と、腹圧性尿失禁を治療するための細胞治療薬の研究開発を展開しています…
超高真空特許技術を活用した真空サプライチェーン事業を展開する「インターホールディングス」が2.5億円調達
2024年5月8日、株式会社インターホールディングスは、総額約2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 インターホールディングスは、真空特許技術のライセンス・製品販売を行うshin-…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集