「働き方改革推進支援助成金」2024年度の交付申請受付が開始

subsidy

「働き方改革推進支援助成金」のご案内です。

2024年度の交付申請受付が開始されました。

団体推進コース

中小企業事業主の団体や、その連合団体が、その傘下の事業主のうち、労働者を雇用する事業主の労働者の労働条件の改善のために、時間外労働の削減や賃金引上げに向けた取組を実施した場合に、その事業主団体等に対して助成するものです。

支給対象となる取組

いずれか1つ以上実施してください。
・市場調査の事業
・新ビジネスモデル開発、実験の事業
・材料費、水光熱費、在庫等の費用の低減実験(労働費用を除く)の事業
・下請取引適正化への理解促進等、労働時間等の設定の改善に向けた取引先等との調整の事業
・販路の拡大等の実現を図るための展示会開催及び出展の事業
・好事例の収集、普及啓発の事業
・セミナーの開催等の事業
・巡回指導、相談窓口設置等の事業
・構成事業主が共同で利用する労働能率の増進に資する設備・機器の導入・更新の事業
・人材確保に向けた取組の事業

労働時間短縮・年休促進支援コース

2020年4月1日から、中小企業に、時間外労働の上限規制が適用されています。

このコースは、生産性を向上させ、時間外労働の削減、年次有給休暇や特別休暇の促進に向けた環境整備に取り組む中小企業事業主を支援します。

支給対象となる取組

いずれか1つ以上実施してください。
・労務管理担当者に対する研修
・労働者に対する研修、周知・啓発
・外部専門家(社会保険労務士、中小企業診断士など) によるコンサルティング
・就業規則・労使協定等の作成・変更
・人材確保に向けた取組
・労務管理用ソフトウェアの導入・更新
・労務管理用機器の導入・更新
・デジタル式運行記録計(デジタコ)の導入・更新
・労働能率の増進に資する設備・機器等の導入・更新(小売業のPOS装置、自動車修理業の自動車リフト、運送業の洗車機など)

業種別課題対応コース

2024年4月1日から建設業、運送業、病院等、砂糖製造業に、時間外労働の上限規制が適用されます。

このコースは、生産性を向上させ、時間外労働の削減、週休2日制の推進、勤務間インターバル制度の導入や医師の働き方改革推進に向けた環境整備に取り組む中小企業事業主を支援します。

支給対象となる取組

いずれか1つ以上実施してください。
・労務管理担当者に対する研修
・労働者に対する研修、周知・啓発
・外部専門家(社会保険労務士、中小企業診断士など) によるコンサルティング
・就業規則・労使協定等の作成・変更
・人材確保に向けた取組
・労務管理用ソフトウェアの導入・更新
・労務管理用機器の導入・更新
・デジタル式運行記録計(デジタコ)の導入・更新
・労働能率の増進に資する設備・機器等の導入・更新(小売業のPOS装置、自動車修理業の自動車リフト、運送業の洗車機など)

勤務間インターバル導入コース

「勤務間インターバル」とは、勤務終了後、次の勤務までに一定時間以上の「休息時間」を設けることで、働く方の生活時間や睡眠時間を確保し、健康保持や過重労働の防止を図るもので、2019年4月から、制度の導入が努力義務化されました。

このコースでは、勤務間インターバル制度の導入に取り組む中小企業事業主を支援します。

支給対象となる取組

いずれか1つ以上実施してください。
・労務管理担当者に対する研修
・労働者に対する研修、周知・啓発
・外部専門家(社会保険労務士、中小企業診断士など) によるコンサルティング
・就業規則・労使協定等の作成・変更
・人材確保に向けた取組
・労務管理用ソフトウェアの導入・更新
・労務管理用機器の導入・更新
・デジタル式運行記録計(デジタコ)の導入・更新
・労働能率の増進に資する設備・機器等の導入・更新(小売業のPOS装置、自動車修理業の自動車リフト、運送業の洗車機など)

申請締切

2024年11月29日(金)

支給対象事業主数は国の予算額に制約されるため、11月29日以前に受付を締め切る場合があります。


2019年4月から「働き方改革関連法」が順次施行されています。

働き方改革によって改正された法律は、

・労働基準法
・労働時間等設定改善法
・労働安全衛生法
・パートタイム・有期雇用労働法
・労働者派遣

などです。

とくに近年大きな影響を与えているのが、物流業界などにおける「2024年問題」です。

物流業界や医療業界では、2024年4月から時間外労働の上限規制が適用されます。

これら業界では長時間労働がビジネスモデル上重要な要素であったのですが、時間外労働の上限規制により、業務の根本的な変革が求められています。

このように多様な企業で働き方改革が進める必要がある中、厚生労働省は、労働条件の改善、環境整備などのため、「働き方改革推進支援助成金」によって支援を行っています。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ 働き方改革 働き方改革推進支援助成金 助成金 労働時間短縮・年休促進支援コース 勤務間インターバル導入コース 団体推進コース 改善 業種別課題対応コース 職場環境 補助金
詳細はこちら

働き方改革推進支援助成金(団体推進コース)

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「雇用就農資金(次世代経営者育成タイプ)」
農林水産省は「雇用就農資金(次世代経営者育成タイプ)」を実施しています。 農業法人等がその職員等を次世代の経営者として育成していくため、国内外の先進的な農業法人や異業種の法人に派遣して実施する研修を支…
「人材開発支援助成金」
厚生労働省は「人材開発支援助成金」について発表しました。 人材開発支援助成金は、事業主等が雇用する労働者に対して、職務に関連した専門的な知識及び技能を習得させるための職業訓練等を計画に沿って実施した場…
令和5年度「農林水産物・食品輸出促進緊急対策事業のうち海外サプライチェーン構築に向けた投資可能性調査緊急支援事業」2次公募
農林水産省は、令和5年度「農林水産物・食品輸出促進緊急対策事業のうち海外サプライチェーン構築に向けた投資可能性調査緊急支援事業」の2次公募について発表しました。 我が国から輸出される農林水産物・食品の…
【農林水産省】令和6年度「農林水産物・食品輸出促進緊急対策事業のうち食品産業の国際競争力強化緊急対策事業(JAS・食品安全マネジメントの普及対策事業)」
農林水産省は、令和6年度「農林水産物・食品輸出促進緊急対策事業のうち食品産業の国際競争力強化緊急対策事業(JAS・食品安全マネジメントの普及対策事業)」の公募について発表しました。 将来の農林水産物・…
【最大2000万円支援】「中堅・中小企業輸出支援エコシステム形成事業費補助金」【5/30締切】
日本貿易振興機構(ジェトロ)は、令和7年度「中堅・中小企業輸出支援エコシステム形成事業費補助金」」の公募について発表しました。 民間の輸出支援事業者間の連携を軸とした中堅・中小企業の輸出拡大につながる…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集