注目のスタートアップ

メンバーシップ制セカンドホームサービス「SANU 2nd Home」を手がける「Sanu」が70億円調達

company

2024年4月3日、株式会社Sanuは、総額70億円の資金調達を実施したことを発表しました。

この資金調達により、累計調達金額は120億円となりました。

Sanuは、メンバーシップ制セカンドホームサービス「SANU 2nd Home(サヌ セカンドホーム)」を運営しています。

自然の豊かな土地の別荘を利用する権利を月額制のサブスクリプション型と、購入金額330万円(年12泊・30年権利)の共同所有型で提供しています。

セカンドホームを特定多数のメンバーでシェアリングすることで利用を最大化し、またテクノロジーを活用することで運営を効率化し、低コストでの別荘の提供を実現しています。

ほかにも環境共生型のリジェネラティブな建築手法を採用していること、再生可能エネルギー100%を利用した電力供給なども特徴としています。

今回の資金調達により、2025年にかけて北海道ニセコから鹿児島奄美まで全国30拠点に拡大します。


これまでは、住宅における選択肢は購入か賃貸かの二者択一でしたが、最近では新たな選択肢としてサブスクリプションサービスが登場しています。

サブスクリプション型の住宅では、全国各地にある拠点で定額料金で住めるというビジネスモデルを提供し、住まいにとらわれないライフスタイルの実現に貢献しています。

Sanuが提供するのは、別荘(セカンドハウス)に特化したサブスクリプションサービスです。

主に都市部に居住する人びとを対象に設計されており、都市と地方の2つまたはそれ以上の拠点での生活(二拠点生活/多拠点生活)を実現するサービスです。

二拠点生活とは、都市と地方の両方に住むことで、仕事や趣味、家族や友人など、多様な価値観や人間関係を築くことを指します。

コロナ禍におけるテレワークの普及によって、どのような環境でも仕事を行うことが可能になり、都市に縛られる必要がなくなりました。これにより自然豊かな地方でリフレッシュしたり、地域の人びとと交流したりする、二拠点生活への関心が高まっています。

さらに、二拠点生活は地方における関係人口の創出にも注目されています。

関係人口とは、観光客以上で定住者未満の地域に関わる人々のことを指します。

従来の地方創生では移住者の獲得が重視されてきましたが、移住者獲得は他の地域との競争になりやすく、またハードルも高いため、最近では関係人口の創出が重要視されています。

事業の拡大には戦略的な資金調達やシナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、クラウドファンディングを成功させる方法などを紹介しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Sanu SANU 2nd Home サヌ セカンドホーム サブスク サブスクリプション セカンドホーム ライフスタイル 不動産 住宅 別荘 株式会社 自然 資金調達 都市
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

二酸化炭素の回収・貯蔵技術を開発する「JCCL」が2億円調達
2023年8月16日、株式会社JCCLは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 JCCLは、二酸化炭素(CO2)の回収・貯蔵技術を開発する九州大学発スタートアップです。 独自のアミン含有…
不動産向けマーケティングオートメーションツール開発の「Cocolive」が1億円調達!
平成30年11月1日、Cocolive株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 不動産販売・工務店に特化したマーケティングオートメーションサービス「KASIKA」を提供しています…
次世代型電動車椅子「TRANSELLA」(仮称)開発の「LIFEHUB」が1億円調達
2022年3月1日、LIFEHUB株式会社は、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 次世代型電動車椅子「TRANSELLA(仮称)」を開発しています。 車椅子でありながら、歩く、立ち上…
契約審査プラットフォームやAI契約管理システムを提供する「LegalForce」が137億円調達
2022年6月23日、株式会社LegalForceは、総額約137億円の資金調達を実施したことを発表しました。 LegalForceは、契約審査プラットフォーム「LegalForce」、AI契約管理シ…
飲食店のバックヤード業務をAIで自動化するクラウドサービス「HANZO」シリーズを提供する「Goals」が8億円の銀行借入を実施
2023年4月26日、株式会社Goalsは、銀行借入により8億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Goalsは、飲食店向けクラウドサービス「HANZO」シリーズを開発・提供しています。 202…

大久保の視点

世界最大級のビジネスコンテスト・スタートアップワールドカップ東京大会優勝はDigital Entertainment Asset山田耕三さん
世界最大級のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ」の東京予選である「TOKYO REGIONAL 2024」が、2024年7月19日(金)に開催…
(2024/7/19)
IVSの進化・IVS京都2024現地レポート&島川敏明代表インタビュー
今年のIVSは何が違うのか スタートアップの代表的なイベントである「IVS(アイブイエス)」が、7月4日から6日まで京都市で開催されました。IVSの中で実施…
(2024/7/6)
「IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO」優勝は物流自動化のRENATUS ROBOTICS安藤 奨馬さん:賞金1000万円獲得!
日本最大級のピッチコンテスト「IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO」が2024年7月5日(金)に開催されました。 優勝(スタートアップ京都国際賞)…
(2024/7/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】