注目のスタートアップ

心電図の診断支援AIを開発する「カルディオインテリジェンス」が資金調達

company

2024年3月11日、株式会社カルディオインテリジェンスは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、Samurai Incubate Fund7号投資事業有限責任組合(運営:株式会社サムライインキュベート)です。

長時間心電図解析ソフトウェア「SmartRobin AI シリーズ」の開発・提供、心電図のAI自動解析支援システムの研究・開発、AI医療機器の開発を行っています。

「SmartRobin AI シリーズ」は、長時間心電図検査における心房細動の検出をスピーディに行うプログラム医療機器(SaMD:Software as a Medical Device)です。

心電図データをクラウド上にアップロードすることで、24時間分の心電図波形を約5分で自動解析し心房細動を特定します。

また、波形データ上で心房細動/洞調律を色分け表示するため、非専門医でも心房細動を把握することが可能です。

今回の資金調達により、「SmartRobin AI シリーズ」の販売促進体制の強化、システム体制の強化、承認申請中のAI医療機器の新サービス構築、医療機関への展開推進を行います。


心房細動とは、心臓内にある心房が異常な動きをしてしまい、心臓本来の動きができなくなるという不整脈の一種です。

心房細動は加齢に伴って発生率が高くなります。心臓に病気を持っていない人でも生活習慣などによって起こることがあります。

心房細動の症状は患者によってさまざまであり、生活に支障がないこともあります。しかし、心臓の機能が低下することで心不全や脳梗塞のリスクが高まります。

そのため、心房細動は心電図検査などによって早期診断・治療によって予防することが重要であるとされています。

しかし心電図検査は非専門医にとっては難易度の高いものであるほか、心電図解析に手間・時間がかかることが課題となっています。質の高い心電図検査を全国に普及させるにはこれらの課題を解決する必要があります。

こうした背景のもと、カルディオインテリジェンスは、AI技術を活用した高度な心電図解析により、心電図検査における課題解決と不整脈診断をサポートしています。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI BtoB SmartRobin SmartRobin AI SmartRobin AI シリーズ カルディオインテリジェンス サムライインキュベート ソフトウェア 医療 医療機器 心不全 心房細動 心電図 支援 株式会社 脂肪細動 脳梗塞 解析 診断 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

企業法務に精通した弁護士へのオンライン質問サービス「Legal Online」展開の「THE LEGAL」が約6,000万円調達
2022年6月24日、株式会社THE LEGALは、総額6,055万6,040円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、アークホールディングス株式会社、株式会社DYM、株式会社Wiz、株式…
産業用ドローンメーカーの「プロドローン」と「名古屋鉄道」が資本業務提携
株式会社プロドローンは、名古屋鉄道株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 プロドローンは、推奨ペイロード20kgの量産マルチコプター「PD6B-Type3」や、2時間飛行可能で耐侯…
不動産価格査定エンジンAPIなど不動産テックサービスを開発・提供する「エステートテクノロジーズ」が5億円調達
2022年8月3日、エステートテクノロジーズ株式会社は、総額約5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 エステートテクノロジーズは、独自アルゴリズムで不動産ビッグデータを解析して不動産価格の査定…
ライブコマース事業を展開する「Cellest」が資金調達
2023年7月19日、株式会社Cellestは、資金調達を実施したことを発表しました。 Cellestは、ライブコマーサーの育成・サポート、ライブ配信のプランニング、ライブコマース事業を新規に立ち上げ…
人とAIの新たな関係をデザインする「Starley」が1億円調達
2023年6月23日、Starley株式会社は、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社マネーフォワードです。 Starleyは、人とAIの新たな関係をデザインすることを目的…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集