注目のスタートアップ

デジタル身分証アプリなどを手がける「ポケットサイン」が4億円調達

company

2024年2月21日、ポケットサイン株式会社は、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。

ポケットサインは、デジタル身分証アプリ「ポケットサイン」や、公的個人認証サービス(JPKI)を組み込むための開発者向けプラットフォーム「PocketSign Platform/Verify/Stamp」を提供しています。

「ポケットサイン」は、マイナンバーカードの情報をスマートフォン内に登録してデジタル身分証を発行できるサービスです。

サードパーティ製アプリや各種ミニアプリとの連携により、連携サービスにおけるオンラインでの本人確認や、住所情報の一括更新、宿泊施設でのチェックインなど、個人情報が必要となる場面でデジタルの身分証として利用できます。

今回の資金調達により、優秀な人材を獲得し、プロダクト開発力の強化と、セールス・マーケティング部門の強化を図ります。


2024年1月31日時点でのマイナンバーカードの保有枚数は約9,100万枚です。これは人口のうち約73%にあたります。

身分証として普及している運転免許証の保有人数については約8,180万人であるため、マイナンバーカードは運転免許証よりも普及しているということになります。

このマイナンバーカードの普及により、民間の領域でも身分証などでのマイナンバーカード活用に注目が集まっています。

近年は、各種オンラインサービスの本人確認や電子契約などを行うケースが増えており、利用者・サービス提供企業のどちらにおいても、より安全で利便性の高い身分証明手段のニーズが高まっています。

マイナンバーカードはICチップを内蔵しています。これをスマートフォンなどに搭載されている近距離無線通信(NFC)で読み取ることで、マイナンバーカードに登録されている情報を各種証明で利用することができます。

近年はNFCを搭載したスマートフォンは一般的な存在であるため、多くの人が電子的な証明を利用できる状態にあります。

ポケットサインが展開するデジタル身分証「ポケットアプリ」は、こうしたマイナンバーカードとスマートフォンを用いた身分証明を多様な目的で利用できるようにするサービスです。

連携サービスが増えることでより利便性の高い社会が実現されるため、さらなる普及が期待されます。

事業の大きな成長のためには戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB DID ID JPKI オンライン スマートフォン デジタル ポケットサイン マイナンバーカード 個人 個人情報 個人認証 本人確認 株式会社 認証 資金調達 身分証 身分証明
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【初心者向け】事業計画書の書き方18ステップ|起業・融資対応テンプレート付
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

製造機器の視覚情報をAIカメラでデータ化する「IntegrAI」が資金調達
2021年11月13日、株式会社IntegrAIは、資金調達を実施したことを発表しました。 ハードウェアxディープラーニングによるイノベーションの創出と高専生の起業を支援する「DCON Start U…
京都でシェアサイクル「PiPPA」を展開する「Clew」が資金調達
2022年6月6日、株式会社Clewは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社京都銀行と京銀リース・キャピタル株式会社が協働で設立した「京銀未来ファンド3号 for SDGs」と、…
電動キックボードシェアリングサービス展開の「Luup」が7.5億円調達
2021年5月19日、株式会社Luupは、総額7億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 電動キックボードや小型電動アシスト自転車などの、電動マイクロモビリティのシェアリングサービス「…
医療・介護人材マネジメントソリューション提供の「エピグノ」が2.5億円調達
2021年7月1日、株式会社エピグノは、総額2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 医療・介護スタッフマネジメントツール「エピタルHR」や、在宅診療事業所向けスタッフマネジメントツ…
ゲーム開発事業を展開する「ネコノメ」が資金調達
2024年8月31日、株式会社ネコノメは、資金調達を実施したことを発表しました。 ネコノメは、ゲームアプリ開発、Webゲーム開発、ゲーム関連サービスの提供を行っています。 代表作に、スマートフォン向け…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集