創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2021年11月15日製造機器の視覚情報をAIカメラでデータ化する「IntegrAI」が資金調達

2021年11月13日、株式会社IntegrAIは、資金調達を実施したことを発表しました。
ハードウェアxディープラーニングによるイノベーションの創出と高専生の起業を支援する「DCON Start Up 応援1億円基金委員会」(一般社団法人日本ディープラーニング協会)の出資第1号案件となります。
製造業における、アナログメーターや、デジタルメーター、制御盤などの視覚情報をAIカメラによってデータ化する「レテロトランス フォーメーション」を提供しています。
IntegrAIは、高等専門学校生の学習成果を活用したハードウェアxディープラーニングの事業アイデアを競う「全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2019(DCON2019)」において、最優秀賞(JDLA若手奨励賞)を獲得した、「長岡工業高等専門学校 長岡高専プレラボチーム」によって創業されたスタートアップです。
今回の資金は、機器のデータ収集と最適化の研究・開発の推進に充当されます。
製造業におけるデジタル化は、これまで人力で行っていた作業や紙での情報管理などのアナログで非効率的な業務を、システム、ロボット、IoT機器などのテクノロジーを活用することにより改善し、生産性を向上させることを目的としています。
現在製造業において、生産管理・在庫管理のシステム化・ペーパーレス化、生産ラインへのロボットやAI機器の導入、データ収集・可視化を目的とした既存の施設・機器にIoT機器を取りつけなどのデジタル化が進んでいます。
工場全体を見据えた効率化のためには、設備全体を最新テクノロジーを活用したものに取り替えることが理想的ですが、非常に大きなコストがかかるため現実的ではありません。
しかし既存の設備のままでは、アナログ計器などに表示されたデータは、人が目視して記録し手で入力するというアナログな作業になってしまいます。
そのため、製造業では製造機器のデータを自動で取得することがデジタル化の第一歩となります。
効率化はどの企業でも大きな課題となっています。創業期は最新のシステムを導入できる機会でもあるため、効果的なシステムやツールを選定・導入するとよいでしょう。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | AI DCON IntegrAI カメラ データ ディープラーニング ハードウェア ものづくり レテロトランス フォーメーション 情報 株式会社 機器 製造 資金調達 長岡工業高等専門学校 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年2月15日、株式会社STANDSは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Webサービスにノーコードでガイドの表示ができるUI/UX改善SaaS「Onboarding」を提供し…
世界最薄水準の薄さで成型したバイオマスプラスチック素材で作った、カーボンニュートラルで人と環境に優しいネイルチップ「ネイルコンタクト®」で注目なのが、大森淑美さんが2018年に創業した株式会社…
2022年5月19日、株式会社xCAREは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、事業拡大に伴い、神戸医療産業都市内に神戸支社を設立したことも併せて発表しました。 xCAREは、医療業界の専門…
2020年2月21日、株式会社XTIAは、総額17億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、引受先である、株式会社ニコン、JUKI株式会社、双日株式会社とは業務提携契約も締結しました。 XT…
2023年8月22日、株式会社アイ・グリッド・ソリューションズは、鈴与商事株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 アイ・グリッドは、子会社である株式会社VPP Japanを通じ、流…
大久保の視点
2023年9月8日 (金)にグランドハイアット東京で、スタートアップワールドカップTOKYO REGIONAL 2023が開催された。 優勝者はアイリスの沖…
2023年3月15日(水)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第1回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われた。 明治大学の各学部…
2022年10月28日、「物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策」が閣議決定されました。 原材料価格の上昇や円安の影響などにより、エネルギー・食料品な…