注目のスタートアップ

大型3Dプリンターを活用した建築部材を製造・販売する「DigitalArchi」が資金調達

company

2024年2月19日、株式会社DigitalArchiは、資金調達を実施したことを発表しました。

DigitalArchiは、独自に開発した大型3Dプリンターを活用し、建築用樹脂製コンクリート型枠や内外装パネルなどの建築部材を製造・販売しています。

従来の建築部材を超える機能性を持つ建築用樹脂製コンクリート型枠や内外装パネルなどの多機能モジュール建材を低コストで製造し、デジタル技術によって現場作業を効率化する工法を開発・提案しています。

材料には再生プラスチックを利用しており、資源循環による持続可能な社会実現に取り組んでいます。

今回の資金は、拠点開設、生産力強化に充当します。

今後、建設現場での実証実験を加速させていきます。


コンクリート型枠は、鉄筋コンクリートでできた建築物をつくる際に利用される部材です。コンクリートが固まるまでの間、その形を保持するための「枠」として利用されます。

この型枠を利用した型枠工事は、図面を読み取り、型枠部材を加工し、正確に型枠を設置し、コンクリートを流し、コンクリートが固まったら型枠を取り外すといったプロセスで行われます。型枠工事はコンクリートの形や耐久性を決定する根幹部分の工事であるため、専門の職人である型枠大工が担当します。

建設業は、長時間労働、高齢化・人材不足、低い労働生産性といった課題を抱えています。

したがって、最新のテクノロジーを活用し、効率化や人手不足の改善などの取り組みを進めていくことが求められています。

型枠工事においては、多くのプロセスにおいて技量と時間が要求されるため、テクノロジーによる効率化や新たな工法の開発は重要な要素であるといえます。

ビジネスを成長させるには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、クラウドファンディングを成功させる方法など、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ 3Dプリンター BtoB プラスチック 建築 建設 製造 販売
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

自動車整備工場向け業務効率化システムを開発する「FLEET PITLOCK」にオートバックスセブンが出資
三菱商事エネルギー株式会社は、子会社・FLEET PITLOCK株式会社の資金調達を発表しました。 引受先は、株式会社オートバックスセブンです。 FLEET PITLOCKは、自動車整備工場向け業務効…
AIとロボットで有機農業を推進する「トクイテン」が3.7億円調達
2023年10月26日、株式会社トクイテンは、資金調達を実施したことを発表しました。 トクイテンは、AIやロボット技術を活用した有機農業の栽培全体の自動化を進めています。 収穫・液体噴霧・防虫など、ロ…
小売店向けマルチユースのロボット「Armo」を開発・提供する「MUSE」が5.7億円調達
2024年6月11日、株式会社MUSEは、総額5億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 MUSEは、ストアロボット「Armo(アルモ)」を開発・提供しています。 コンパクト・低価格・…
クリエイティブ領域のPMOサービスを提供する「rayout」が1.45億円調達
2025年10月20日、rayout株式会社は、総額1億4500万円の資金調達を発表しました。 rayoutは、クリエイティブ領域のPMOサービスを提供しています。 制作やPR領域の遂行・推進に強みを…
商用EV導入のワンストップサービスを手がける「eMotion Fleet」が資金調達
2025年9月3日、eMotion Fleet株式会社は、資金調達を発表しました。 引受先は、寺田倉庫株式会社です。 eMotion Fleetは、商用EV導入のワンストップサービスを手がけています。…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集