「令和6年能登半島地震対応産地緊急支援事業(産地緊急支援対策)」補助金

subsidy

農林水産省は「令和6年能登半島地震対応産地緊急支援事業(産地緊急支援対策)」の公募について発表しました。

令和6年能登半島地震により甚大な被害を受けた地域において、営農再開、または集出荷施設等における農作物の出荷の円滑化等を図るために共同で行う以下の取り組みを支援します。

(1)営農再開支援
ア 資材の調達等支援
 (ア)早期営農再開
 令和5年度および6年度までの間の早期営農再開に必要となる生産資材(種子・種苗等の消費材に限る)の調達、役務等を確保する取り組み
 (イ)作物転換・規模拡大
 被災を機に作物転換・規模拡大等を図る場合に必要となる生産資材等(パイプハウスのパイプ等の撤去費用を含み、種子・種苗等の消費材を除く)を調達する取り組み
イ 栽培環境整備
被災に伴い新たに必要となる作物残さや飛散したガラス等の撤去、追加的な施肥・防除等の栽培環境整備のための取り組み
ウ 土づくり
災害復旧事業により客土を行い復旧した農地の生産力回復を図るために必要な追加的な堆肥の投入等の土づくりの取り組み
エ リース方式による農業機械等の導入
被災を機に作物転換・規模拡大等を図る場合に必要となる農業機械または施設園芸用機器等をリース方式により導入する取り組み
オ 収穫・調製作業
被災により追加的に必要となった収穫・調製作業を行う取り組み

(2)集出荷施設等における農作物の出荷円滑化等支援
ア 施設の仮復旧等
被災により機能が低下した集出荷施設等について、簡易修繕等により一時的に機能を回復させる取り組み
イ 周辺集出荷施設等の活用
被災した集出荷施設等に集荷した農作物を周辺の集出荷施設等での選果・加工等のために輸送し、または周辺の育苗施設から被災地域へ種苗を融通するために輸送する取り組み
ウ 集出荷機能等の強化
被災による集出荷機能等の低下を手選果等により補い、集出荷量等を回復させる取り組み

(3)浸水被害に対する水田農業継続特別支援
ア 土壌診断
浸水被害を受けた水田の土壌環境の再生に向けて行う土壌診断の取り組み
イ 土づくり
浸水被害を受けた水田における生産力の回復を図るために追加的に必要な堆肥・緑肥や土壌改良資材の投入等の土づくりの取り組み
ウ 作業委託等
水田の均平化や畦畔の修繕等に必要な作業委託および農業機械等のレンタルの取り組み
エ 生産資材調達
令和6年度中の営農再開に必要な生産資材を調達する取り組み

公募期間

第1回:2024年1月29日(月)~2024年2月13日(火)
第2回:2024年2月14日(水)~2024年2月29日(木)


2024年1月1日、能登半島で最大震度7を観測した巨大な地震が発生しました。

この地震は、大きく長く続いた横揺れが特徴であり、これによって地盤の隆起や地割れなどの現象が各地で発生しています。

こういった農地そのものに対する被害を受けた農家も多く、生産・出荷再開のためにも広く利用できる支援が求められています。

「令和6年能登半島地震対応産地緊急支援事業(産地緊急支援対策)」は、令和6年能登半島地震によって被害を受けた農家の営農再開や、集出荷施設などにおける農作物の出荷の円滑化などの取り組みを支援する補助金です。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ 令和6年能登半島地震 令和6年能登半島地震対応産地緊急支援事業(産地緊急支援対策) 助成金 営農再開 復旧 復興 補助金 農家 農業
詳細はこちら

令和6年能登半島地震対応産地緊急支援事業(産地緊急支援対策)に係る公募について

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人設立の完全ガイド|設立の流れ・メリット・手続き一覧など徹底解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
合同会社と株式会社の違いサムネイル
合同会社とは?株式会社との違い、メリット・デメリットをわかりやすく比較
起業の仕方サムネイル
起業の仕方を大解剖!初めての素人でも失敗しない起業の6つのステップと手順とは?
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

IT導入補助金2023「デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)」4次締切の補助事業者が採択
2023年8月1日、「IT導入補助金2023」の「デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)」の4次締切の補助事業者が採択されました。 2023年6月20日(火)まで公募を行い、応募のあった3,5…
【福岡県】「福岡県中小企業等特別高圧受電契約者支援金」
「福岡県中小企業等特別高圧受電契約者支援金」のご案内です。 燃料費高騰に伴う特別高圧電気料金の高騰に苦しむ県内中小企業等を支援するため、電気使用量に応じ「福岡県中小企業等特別高圧受電契約者支援金」を給…
令和6年度農山漁村振興交付金(農山漁村発イノベーション対策)農山漁村発イノベーション推進事業(農山漁村発イノベーション創出支援型)のうち農山漁村発イノベーションサポート事業「地域の食の絆強化推進運動事業(消費者に対する地産地消の意義や効果の普及啓発)」公募
農林水産省は、令和6年度農山漁村振興交付金(農山漁村発イノベーション対策)農山漁村発イノベーション推進事業(農山漁村発イノベーション創出支援型)のうち農山漁村発イノベーションサポート事業「地域の食の絆…
農業畜産分野のゲノム編集研究開発受託サービスを提供する「セツロテック」が「住友商事」と資本業務提携
2022年11月25日、株式会社セツロテックは、住友商事株式会社と、第三者割当増資を含む資本業務提携契約の締結に合意したことを発表しました。 セツロテックは、ゲノム編集技術により農業畜産分野での新品種…
農業×AIによる農業支援と青果卸売事業展開の「Happy Quality」がCO2直接回収装置を研究開発する「CRRA」と業務提携
2021年6月16日、株式会社Happy Qualityは、CRRA(一般社団法人炭素回収技術研究機構)と業務提携契約を締結したことを発表しました。 Happy Qualityは、ビッグデータ・AI・…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集