注目のスタートアップ

融資・債権回収業務の基盤サービスを提供する「クレジットエンジン・グループ」が11.7億円調達

company

2024年1月17日、クレジットエンジン・グループ株式会社は、総額11億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

クレジットエンジン・グループは、オンライン融資システム「CE Loan」、オンラインリーシングシステム「CE Leasing」、オンライン債権管理回収システム「CE Collection」など、データとテクノロジーで金融機関のデジタル化を実現するサービスを提供しています。

さらに、オンライン融資サービス「LENDY」や、デジタルサービサー「LENDY債権回収」などを通じ、自社グループでも金融事業を展開しています。

今回の資金調達により、「CE Loan」「CE Collection」のさらなるサービス拡大に向けた人材採用への投資を行っています。


国内金融業界の市場規模は64.4兆円と非常に巨大な規模となっています。

金融業界は長らく安定した業界であるとみられてきましたが、近年は、収益の低下、競合企業の増加、DXの遅れなど多様な課題に直面しています。

たとえば、日本の地方銀行は2016年にマイナス金利政策が導入されて以降、収益が低下しています。

ほかにも、ネット銀行の拡大、Fintech業界の台頭など競合企業が増加し、伝統的な金融機関は変革が求められています。

こうした中で、金融機関ではテクノロジーとデータを活用し、事業を変革することで競争優位性を確立する取り組みであるDX(デジタルトランスフォーメーション)が進められています。

金融機関にとって融資業務は重要な収益源であり中核的な業務です。

マイナス金利の導入によって金融機関には融資拡大による収益増強が求められています。

したがって、金融機関では融資拡大を実現するための業務効率化・デジタル化のニーズが高まっているのです。

こうした背景のもと、クレジットエンジン・グループは、融資・債権回収業務の基盤サービスを展開し、金融機関のデジタル化・DXに貢献すると同時に、借り手であるエンドユーザーに対しても使いやすいサービスを利用できるプロダクトを提供しています。

さまざまな業界でデジタル化などにより業務効率化が進んでいます。創業期はコストの問題から多くのシステムを導入できないかもしれませんが、負担の大きな部分をデジタル化することで相当の負担を軽減することが可能です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

また、抜本的なシステム導入には資金調達も重要です。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウについて詳しく開設しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB CE Collection CE Leasing CE Loan Fintech クレジットエンジン クレジットエンジン・グループ デジタル化 債権回収 基盤 株式会社 融資 資金調達 金融機関
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「Showcase Capital」が投資家とスタートアップをプレゼン動画でつなぐサービス「Smart Pitch」をリリース
2020年5月1日、株式会社ショーケースの子会社である株式会社Showcase Capitalは、「Smart Pitch(スマートピッチ)」を2020年5月1日にリリースしたことを発表しました。 「…
全国の農家や漁師などの生産者と消費者をつなぐアプリ運営の「ポケットマルシェ」が資金調達
2020年12月21日、株式会社ポケットマルシェは、資金調達を実施したことを発表しました。 全国の農家や漁師などの生産者と消費者をつなぐアプリ「ポケットマルシェ」を運営しています。 また、引受先の農林…
マイクロモビリティのシェアリング・サービス運営の「Luup」が資金調達
2020年12月3日、株式会社Luupは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、大東建託株式会社です。 Luupは、マイクロモビリティのシェアリング・サービス「LUUP(ループ)」を運営し…
多言語モバイル金融サービスを開発する「GIG-A」が193万ユーロ(約2.8億円)の資金調達を実施
2022年11月2日、株式会社GIG-Aは、193万ユーロ(約2.8億円)の資金調達を実施したことを発表しました。 また、東京きらぼしフィナンシャルグループ傘下の株式会社UI銀行との間で、年内にサービ…
家賃保証会社向けバーティカル業務支援SaaS「smetaクラウド」などを提供する「リース」にエッグフォワードの出資×コンサルティングの「GOLDEN EGG」で追加出資
2023年2月8日、エッグフォワード株式会社は、出資×コンサルティングで支援する「GOLDEN EGG」スキームで、リース株式会社など数社に追加出資を決定したことを発表しました。 リースは、家賃保証付…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集