創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年12月13日【2024年1月15日開催】令和5年度「オーガニックビレッジ全国集会」参加者募集

農林水産省は、令和5年度「オーガニックビレッジ全国集会」を2024年1月15日(月)に開催する予定です。
昨年あるいは今年から取り組みを開始した市町村が、取り組みに至った経緯や創意工夫などを紹介するほか、有機農業の拡大に向けた民間団体の先進的な取り組みを紹介し、オーガニックビレッジ間の情報共有を図ると同時に、新たなオーガニックビレッジの創出につなげる全国会議です。
概要
日時:2024年1月15日(月)13:30~17:00
場所:Web開催(Zoom使用)
プログラム
(1)開会
(2)オーガニックビレッジ取組市町村からの取組紹介
・北海道安平町(安平町有機農業推進協議会 小路健男会長)
・山形県川西町(原田俊二町長)
・福井県越前市(山田賢一市長)
・長野県松川町(北沢秀公町長)
・兵庫県豊岡市(坂本成彦コウノトリ共生部長)
・島根県浜田市(久保田章市市長)
(3)流通等事業者からの取組紹介
・楽天農業(株)
・(一社)次代の農と食をつくる会
(4)体系化された技術を全国各地で指導する団体からの取組紹介
・(株)ジャパンバイオファーム
・NPO法人民間稲作研究所
・(一社)MOA自然農法文化事業団
・(株)マイファーム
(5)意見交換
(6)閉会
農林水産省は、「みどりの食料システム戦略」を踏まえ、有機農業に地域ぐるみで取り組む産地(オーガニックビレッジ)の創出に取り組む市町村の支援を行っています。
オーガニックビレッジとは、有機農業の生産から消費まで一貫し、農業者だけでなく、事業者・地域内外の住民を巻き込んだ地域ぐるみの取り組みを進める市町村のことです。
農林水産省は、この先進的なモデル地区を順次創出し、横展開を図っていく計画です。2025年までに100市町村、2030年までに200市町村創出することを目標としています。
有機農業とは、化学的に合成された肥料や農薬の使用を避け、さらに土壌の力を引き出すことで、農業による環境負荷をできる限り低減させた農業のことです。
世界では近代農業による環境への影響が批判されており、持続可能な農業の実現のための環境負荷低減に向けた動きが活発化しています。そして農業の環境負荷低減のひとつの方法として有機農業が拡大しています。
一方、日本ではあまり有機農業が実施されておらず、2020年時点では、有機農業がすべての農地に占める割合はたったの0.6%となっています。
国内において有機農業が拡大しない理由としては、高温多湿の気候であり他国よりも病虫害の被害に遭いやすい、病虫害のリスクを抑えるため非効率的な多品目栽培をとる必要があり有機農業の大規模化が困難、有機農産物は高付加価値であるものの栽培にコストがかかり慣行農業よりも収益が低下してしまうなどが挙げられます。
したがって、国内における有機農業の拡大のためには、農業者のみの努力だけでなく、地域一帯となって取り組みを推進していくことが重要です。
創業手帳では起業を目指す方などを対象に無料で専門家の紹介を行っています。起業にあたって不安や相談したいことなどがある起業家の方はぜひご活用ください。また、起業家や専門家の生の声をもとに記事化した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」も無料で発行しております。ぜひご活用ください。
また、起業においては日本政策金融公庫などの創業融資制度を活用することが重要です。「資金調達手帳」では、起業時の融資の注意点や、融資を受ける際のノウハウについて詳しく解説しています。
| カテゴリ | イベント |
|---|---|
| 関連タグ | オーガニック 有機栽培 有機農業 生産 生産者 産地 農家 農林水産省 農業 |
イベントの創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年12月22日、Synflux株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 Synfluxは、自社サービスのR&D、アパレル・ファッション企業との新商品開発、大学や研究機関との共同研究な…
東京都は「東京産農産物の流通促進事業」について発表しました。 東京産農産物の円滑な都内流通を図るため、農業者や卸売事業者等から東京産農産物の仕入等を行い、都内の小売店、飲食店等の食品事業者や消費者に販…
農地利用効率化等支援交付金(地域農業構造転換支援タイプのみ)(令和7年度)と、担い手確保・経営強化支援事業(地域農業構造転換支援対策のみ)(令和6年度補正)の追加要望調査が実施されます。 追加要望調査…
農林水産省は、令和5年度「生分解性マルチ導入促進事業」の公募について発表しました。 グリーンな栽培体系の転換に向けたバイオマス由来を含む生分解性マルチ導入の全国展開を加速化するため、生分解性マルチ導入…
「農林水産業みらい基金」のご案内です。 「農林水産業みらい基金」は、2014年に農林中央金庫から拠出を受けた基金によって設立されました。 展開する「農林水産業みらいプロジェクト」では、前例にとらわれず…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
