注目のスタートアップ

統合ID管理プラットフォーム「YESOD」を提供する「イエソド」が6億円調達

company

2023年12月7日、株式会社イエソドは、総額6億円の資金調達を実施したことを発表しました。

イエソドは、統合ID管理プラットフォーム「YESOD」を提供しています。

現在提供する「YESODディレクトリサービス」は、過去・現在・未来の従業員・組織情報を会社全体で共有・一元化し、各種オンボーディングや、ID・権限管理、データ分析の起点となる正規化された高品質の人・組織マスタ構築を実現するサービスです。

人事イベントを起点にアカウント管理を自動化するIGAソリューション「YESODアカウントコントロール」を近日リリース予定です。


以前は人材は経営において欠かせない資源(リソース)のひとつとして捉えられていました。しかし近年は企業価値をさらに向上させるため、人材を資本として捉える「人的資本経営」が注目されています。

人的資本経営とは、人材を資本として捉えて投資対象とし、その価値を最大限に引き出し、中長期的な企業価値向上につなげる経営戦略のことです。

人的資本経営が注目されている理由はいくつかあります。たとえば、近年国内のさまざまな業界では人手不足に悩まされているため、人材を資源として消費するのではなく、企業の価値創出を担う元手である「資本」として捉える必要性が高まっていること、投資家たちが非財務情報や無形固定資産に関心を寄せていること、人材・価値観の多様化により状況に応じた人材を活用する必要性が生じているためといったことが挙げられます。

企業において人材の力を最大限に引き出すためには、ピープルアナリティクスなどの人事データ分析が必要であり、それを実現するための人事データベースの構築などの基盤整備が重要です。

これまでの企業でも人事の業務として人材データを収集・保管していましたが、人事データベースは、閲覧・共有・分析を目的として構築されます。

さらに近年は、フリーランスや副業・兼業人材の活用、SaaSなどのアカウント発行など、企業の人事はより多様化・複雑化し、バックオフィスやIT部門の業務負担が高まっており、より効率的な「人」データの管理・活用に向けた体制整備が求められています。

こうした中でイエソドは、「人・組織マスタ統合」と「ID管理/IDガバナンス」を両輪で支えるプロダクトを開発・提供し、企業の人材・組織管理をサポートしています。

事業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーのある企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB ID IGA YESOD イエソド ジンジャー データ分析 プラットフォーム マスタ 人事 人事データベース 共有 従業員 情報 株式会社 管理 組織 統合 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

キャリア・カウンセリング・サービス提供の「fruor」が育休復職後の働き方のためのプログラム「テキストプログラム復職準備編」をリリース
2020年12月7日、株式会社fruorは、「テキストプログラム復職準備編」を2020年12月7日から開始することを発表しました。 「テキストプログラム復職準備編」は、キャリア・サポーター(カウンセラ…
青果専門店「八百心」を展開する「F・イスト」と「ビバーチェ」を展開する「オブリガード」に「ブルパス・キャピタル」が投資を実行
2022年11月7日、株式会社ブルパス・キャピタルは、同社がサービスを提供するファンドが出資する特別目的会社の株式会社ドルフィン・バリュー・アップ7号を通じ、株式会社F・イストと株式会社オブリガードの…
かかりつけオンライン薬局運営の「YOJO Technologies」が2.5億円調達
2021年7月7日、株式会社YOJO Technologiesは、総額2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 かかりつけオンライン薬局「YOJO」を運営しています。 LINEから体…
スタートアップと投資家間のやり取りを効率化するデータ作成・共有プラットフォーム「smartround」を運営する「スマートラウンド」が資金調達
2022年9月6日、株式会社スマートラウンドは、1倍非参加型の優先株式で資金調達を実施したことを発表しました。 スマートラウンドは、スタートアップと投資家間のやり取りを効率化するデータ作成・共有プラッ…
習慣化アプリ「みんチャレ」開発・運営の「エーテンラボ」が3.7億円調達
2022年2月28日、エーテンラボ株式会社は、総額3億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 習慣化アプリ「みんチャレ」を開発・運営しています。 勉強・ダイエット・運動・糖尿病改善など…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集