注目のスタートアップ

ナノ素材の中間処理技術(分散・混合・制御)を研究・開発する「ナノサミット」に「東大IPC」が1億円を出資

company

2023年9月29日、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(東大IPC)は、ナノサミット株式会社に対して、1億円の出資を行うことを決定したことを発表しました。

ナノサミットは、ナノ素材の中間処理技術(分散・混合・制御)の研究・開発を行っています。

ナノサミットの技術は、既存のナノマテリアルの中間処理を行い、添加剤のように素材に混ぜることで素材全体に高性能を与えることができる、「ナノマテリアル実用化のプラットフォーム」となり得る技術です。

この技術をコアに、炭素系ナノマテリアルでは炭素繊維強化製品や導電インクなどで製品化を進めています。


ナノマテリアルとは、100ナノメートル以下のサイズである非常に小さい素材のことです。

特異的な物理的・化学的特性を持っているナノマテリアルは、多種多様な製品に組み込まれており、さまざまな特性・機能性を向上させています。

近年は、次世代の炭素素材・ナノマテリアルといわれるカーボンナノチューブ(CNT)の実用化に向けた研究開発が進められ、ナノ素材はさまざまな領域に革新をもたらす素材として高い注目が集まっています。

ナノサミットの技術は、ナノマテリアル同士の複合を実現する技術であり、これにより環境負荷の小さい加工プロセスや、リサイクルマテリアルの高付加価値化などを実現することが可能です。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業などとの提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB 技術 研究 素材
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ブロックチェーン技術基盤「KYUZAN Core」など提供の「Kyuzan」が2.6億円調達
2021年12月10日、株式会社Kyuzanは、総額2億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ブロックチェーンプロダクトの開発を簡単かつ加速化する技術モジュール「KYUZAN Cor…
製造業向けAIセールスプラットフォームを提供する「monolyst」が資金調達
2025年7月1日、monolyst株式会社は、資金調達を発表しました。 monolystは、製造業向けAIセールスプラットフォーム「monolyst(モノリスト)」を提供しています。 自動で商品マス…
デジタル病理支援AI搭載クラウドシステム「PidPort」を提供する「メドメイン」が8.5億円調達
2024年4月18日、メドメイン株式会社は、総額8億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 メドメインは、デジタル病理支援AI搭載クラウドシステム「PidPort」を提供しています。 …
タンパク質の次世代解析技術「AIプロテオミクス」の研究開発と実用化に取り組む「aiwell」が資金調達
2023年6月30日、aiwell株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、北洋SDGs推進2号ファンドです。 aiwellは、タンパク質の網羅的解析技術「AIプロテオミクス」の研…
在宅医療・介護の収益改善プラットフォーム「ZEST」を展開する「ゼスト」が1億円調達
2025年1月29日、株式会社ゼストは、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は16億円となります。 ゼストは、在宅医療・介護の収益改善プラットフォーム「ZE…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集