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グローバルカーライフテックサービス「cars」を運営する「cars」が15億円調達

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2023年9月12日、cars株式会社は、総額約15億円の資金調達を実施したことを発表しました。

carsは、グローバルカーライフテックサービス「cars」を展開しています。

生活者のカーライフをエンジョイ&スマートにする「cars(カーズサービス)」、自動車業界のマーケティングAI社員「cars MANAGER(カーズマネージャー)」、異業種業界のカーライフ事業提携「cars GROWTH(カーズグロース)」、欲しいマイカーにスマート乗り換え「cars MARKET(カーズマーケット)」などを展開しています。

今回の資金は、グローバルカーライフテックサービスに関する開発・推進に充当します。


日本における自動車販売の推移は、増減をくり返しつつ減少傾向にあります。また、国内における新車の販売台数も頭打ちの状態にあります。

国内の自動車販売が低調な要因は複数ありますが、長期的な視点では、都市化の進展に伴い自動車を必要としない世帯が増加していること、国民の所得が変わらないにもかかわらず自動車価格が上昇していることが挙げられます。

一方、自動車整備市場は2012年ごろから微増傾向にあります。作業内容別では、車検整備と定期点検整備が増加しており、事故関連の整備やその他の整備は減少しています。

この状況を踏まえると、自動車整備においては、事故を未然に防ぐための整備ニーズが徐々に高まっていると分析できます。また、定期点検整備は主に法人顧客を対象としているため、企業のガバナンスとコンプライアンス意識の向上も一因と考えられます。

将来的には、自動運転技術の普及、シェアリングエコノミーの拡大、サブスクリプションサービスの広がりなどにより、個人所有の自動車が減少すると予測されます。

したがって、個人所有の自動車は主に趣味用途の割合が多くなり、パーツ販売やカスタマイズといった周辺サービスが重要となると考えられます。

ほかにも、自動車の用途が多様化し、自動車整備の需要が多様化・複雑化することが想定されるため、柔軟にサービスを提供していく自動車整備会社・サービスが増加していくと考えられます。

事業の拡大のためには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ発行累計200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

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