注目のスタートアップ

空間伝送型ワイヤレス電力伝送機器を開発する「Space Power Technologies」が3,000万円調達

company

株式会社Space Power Technologiesは、3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Space Power Technologiesは、空間伝送型ワイヤレス電力伝送機器を開発しています。

今回の資金は、ワイヤレス給電システムの製品開発、普及に向けたマーケティング活動の推進に充当します。


ワイヤレス給電とは、電線やケーブルを接続せずに電力を送る技術のことです。

スマートフォンなどのデバイスではワイヤレス給電の技術が実用化されていますが、これらの技術は近距離のワイヤレス給電技術であるため、充電のための専用のパッドなどにデバイスを置く必要があります。

近距離のワイヤレス給電技術は、デバイス側に充電用の端子の露出が必要なくなり、防水・防塵といった面でメリットがあります。しかし充電場所に制限があるという意味では、従来の充電ケーブルに接続する有線の充電方法と大差はありません。

この充電場所に制限があるという状況は、数多くの領域でイノベーションを阻害し、利便性を低下させています。

たとえば、リチウムイオン電池を搭載するドローンは、機体の小型化・軽量化のために長距離航行を犠牲にしています。もしワイヤレス給電が可能となれば、こうした小型ドローンでも長時間の飛行が可能になります。

ほかにも宇宙探査では、探査機のエネルギーをどう確保するかというのは大きな問題ですが、ワイヤレス給電が実現されればエネルギーの問題を解決でき、探査は大きく進展することになるでしょう。

Space Power Technologiesは、マイクロ波によるワイヤレス給電の事業化に取り組む企業です。

現在実現されているマイクロ波を利用したワイヤレス給電技術の伝送距離は数メートルから数十メートルですが、理論的には数万キロメートル以上の伝送も実現できるとされています。

革新的な技術を実用化するには資金調達が非常に重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Space Power Technologies エネルギー ワイヤレス ワイヤレス給電 充電 技術 株式会社 空間伝送型ワイヤレス電力伝送機器 資金調達 開発 電力 電力供給
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【初心者向け】事業計画書の書き方18ステップ|起業・融資対応テンプレート付
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「メドレー」が「NTTドコモ」とオンライン診療・服薬指導アプリ「CLINICS」の共同運営を開始
2021年12月7日、株式会社メドレーは、株式会社NTTドコモと、「CLINICS」の共同運営を開始したことを発表しました。 「CLINICS」は、メドレーが提供するオンライン診療・服薬指導アプリです…
電動キックボード・電動自転車のシェアリングサービス「LUUP」を展開する「Luup」が45億円調達
2023年4月25日、株式会社Luupは、約38億円の第三者割当増資および約7億円の銀行借入・リースを合わせ、計約45億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Luupは、電動キックボードや小型電…
IoT/AI遠隔点検クラウド・サービス「LiLz Gauge」運営の「LiLz」が2.5億円調達
2021年2月9日、LiLz株式会社は、約2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 IoT/遠隔点検クラウド・サービス「LiLz Gauge(リルズゲージ)」を開発・提供しています。…
ダイレクトマッチング事業のトータルソリューションを提供する「C2C Platform」が3.4億円調達
2023年8月31日、C2C Platform株式会社は、総額約3億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 C2C Platformは、ダイレクトマッチングサービスを展開する事業者に対…
リアルタイム遠隔就労支援プラットフォーム「JIZAIPAD」を提供する「ジザイエ」が2億円調達
2024年3月11日、株式会社ジザイエは、総額約2億円の資金調達を実施したこと発表しました。 ジザイエは、リアルタイム遠隔就労支援プラットフォーム「JIZAIPAD」を提供しています。 高品質な映像デ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集