創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年8月8日ハイスキルフリーランスに特化した完全審査制プラットフォーム「Sollective」などを展開する「ソレクティブ」が資金調達

2023年8月8日、株式会社ソレクティブは、資金調達を実施したことを発表しました。
これは、グローバルベンチャーキャピタルAntler(本社:シンガポール)の日本法人であるAntler株式会社を通じたAntler Japan Fundからの出資によるものです。今回の調達資金によってプレシリーズAの総額は3.5億円となりました。
ソレクティブは、ハイスキルフリーランスに特化した完全審査制プラットフォーム「Sollective」を軸に、人材サービス、バックオフィスツール、コミュニティを展開しています。
また、法人向けの新サービスとして「フルサポートプラン」の提供を開始しています。このサービスは、企業に対し、ハイスキルフリーランスを取り入れたチームづくりの採用戦略から、人材提案、成約手続きまでを一気通貫でサポートするサービスです。
今回の資金調達により、ハイスキルフリーランスを取り入れた組織構築の推進強化と、国内外のフリーランス人材の可能性を広げていきます。
フリーランスは独立した事業者として企業と業務委託契約などを結び仕事を請け負う者です。
2018年1月の「モデル就業規則」の改訂により「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」という規定が削除、副業・兼業に関する規定が新設されたことにより副業・兼業が解禁され、さらに近年の多様な働き方の推進に伴い注目が高まっている働き方のひとつです。
こうした背景から、ITエンジニア以外にも、士業・コンサルタントなど、専門的な知識を持つ高度な人材もフリーランスとして働くことが増えています。
さまざまな業界では少子高齢化に伴う人手不足が深刻化しています。したがって、スタートアップや中小企業では、高度なスキルを持ったフリーランス人材を上手く活用し、企業の成長につなげていくことが重要となっています。
ソレクティブは、ハイスキルフリーランスを取り入れたチームづくりのサポートや、ハイスキルフリーランスが働き続けることができる環境づくりを行うことで、フリーランス人材の可能性を広げています。
株式会社ソレクティブのコメント
このニュースを受けまして、株式会社ソレクティブ 代表取締役の岩井エリカ氏よりコメントが届きました。
・今回の資金調達の目的は何ですか?
日本国内の企業に対しハイスキルフリーランスを採り入れた組織構築の推進を強化していくことです。
また、グローバルベンチャーキャピタルであるAntler株式会社に関わっていただくことで、国内のみならず海外のフリーランス人材の可能性を拡げていくことです。
さらに、弊社の担当者であるAntlerの代表 梅澤さんご自身が、これまで事業作りやスタートアップ経営をされてきているので、
私達の事業作りをハンズオンでご支援くださると感じ、ぜひジョインして欲しいと思ったからです。
・今後の展望を教えてください。
ソレクティブは、フリーランス向け、企業向けと2軸で事業展開をしています。
フリーランス向けサービスでは、バックオフィス業務が一括で完結するバックオフィスツールスイートを現在開発中で、今年中に発表予定です。
企業向けには、ハイスキルフリーランスを採り入れた組織作りの採用戦略から人材の提案、成約手続きまでを一気通貫でサポートするサービスを展開しており、
このサービス提供の規模拡大を考えています。
・読者へのメッセージをお願いします。
私はこれまで、資金調達とは、起業家が投資家へアプローチして、初めて成り立つものだと考えていました。それが、今回は私たちがアプローチされる側になったんです!
何が言いたいかというと、いつどこから協力者が現れるかわからないということです。
起業家は、ひたすらやっていることのミッション&ビジョンを語り続けると、事業成功に向けて運を引き寄せることができると私は考えています。
事業フェーズによっては、ミッション&ビジョンを語り続けることが、時に恥ずかしいと感じることもあるかもしれないですが、やり続けることに価値があり、
すごく重要なことだと身を持って感じています。是非皆さんもやり続けてください!
創業期はさまざまなリソースが不足しているため、戦略的に外部の人材を活用することが成長の秘訣です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、アウトソーシングの導入方法や、外注の活用法について詳しく解説しています。
また、組織の成長のためには人材採用だけでなく、資金調達を成功させることも重要です。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | Antler Sollective ソレクティブ ハイスキル バックオフィス プラットフォーム フリーランス マッチング 人材 完全審査制 株式会社 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年9月5日、株式会社Mujinは、総額123億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Mujinは、汎用的知能ロボットコントローラー「Mujinコントローラ」や、ロボットビジョンシステム「…
2022年7月12日、株式会社フライルは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 フライルは、プロダクトマネジメントプラットフォーム「Flyle」を開発・提供しています。 プロダクトマネー…
2022年7月28日、ギグベース株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 また、「gigbase」の正式版を公開したことも併せて発表しています。 「gigbase」は、オールインワンのタレン…
2021年5月10日、株式会社Cake.jpは、総額7億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ケーキ専門通販サイト「Cake.jp(ケーキジェーピー)」を運営しています。 全国の洋菓…
2019年10月3日、株式会社DATAFLUCTは、総額4,600万円の資金調達を実施したことを発表しました。 データ・サイエンス事業を展開しています。 誰でも衛星画像を検索できる「DATAFLUCT…
大久保の視点
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…