注目のスタートアップ

「Beso」と「アーリークロス」が資本業務提携 資料回収業務の課題を解決する「資料回収サービス」の共同実証実験を開始

company

2023年8月2日、株式会社Besoは、税理士法人アーリークロスと、資本業務提携したことを発表しました。

また、資料回収業務の課題を解決するためのβ版新サービス「資料回収サービス」の共同実証実験を開始することも同時に発表しています。

「資料回収サービス」は、税理士事務所の資料回収に関する課題を解決するBPaaS(Business Process as a Service)です。

税理士事務所に代わって顧問先に訪問し、資料の提出依頼から、回収、不足資料の確認までを一手に引き受け、資料回収に関する業務効率化を実現するサービスです。

Besoとアーリークロスは「資料回収サービス」β版の実証実験を共同で行い、商品化を目指します。

Besoはほかに、税務マネジメントサービス「ZoooU(ゾー)」の提供や、会計ソフト「freee」を活用したバックオフィス改善支援、「freee」アプリ開発などを手がけています。


税理士事務所は主に中小企業をクライアントとし、経理、会計帳簿の整合性チェック(巡回監査)、記帳代行、勤怠管理・給与計算、決算書作成、年末調整といった業務を行います。

税理士業界は非常に高齢化が進展しており、事務所の事業承継問題や、デジタル化の遅れといった課題を抱えています。

なかでも資料回収業務については、顧問先に訪問して回収するというアナログな方法をとっているケースもあり、事務所全体の生産性低下を引き起こす原因となっています。

税理士事務所における業務では、顧問先からの資料がなければ業務が進まないということも多く、資料回収は非常に重要な業務となっています。

Besoは、こうした税理士事務所における資料回収業務を効率化するため、資料回収業務を代行して一手に引き受ける「資料回収サービス」を開発しています。

近年は、こうした業務プロセスをまるごと委託する仕組みであるBPO(Business Process Outsourcing)の次世代サービスとして、SaaSとして提供されるテクノロジーと、人間の労働力・スキルを組み合わせ、業務プロセスの自動化・最適化を図るBPaaS(Business Process as a Service)というサービスモデルが登場し注目されています。

デジタル化による業務効率化はさまざまな業種にとって重要なものとなっています。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。

また、大規模なシステム整備には資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Beso BPaaS BPO ZoooU アーリークロス アウトソーシング ゾー 回収 実証実験 株式会社 業務 業務効率化 税務 税理士 税理士事務所 税理士法人 資料 資料回収 資本業務提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

EC事業者向け購入後体験プラットフォームを運営する「Recustomer」が5億円調達
2024年9月19日、Recustomer株式会社は、総額約5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は8.6億円となりました。 Recustomerは、購入後体…
植物工場スタートアップの「スプレッド」が40億円調達
2022年8月2日、株式会社スプレッドは、総額40億円の資金調達を実施したことを発表しました。 スプレッドは、2006年に京都で創業した植物工場スタートアップです。 2007年に京都府亀岡市で「亀岡プ…
波力発電の実現に取り組む「音力発電」が1.25億円調達
2021年9月17日、株式会社音力発電は、総額1億2,580万円の資金調達を実施したことを発表しました。 海の波を利用して発電する仕組みである波力発電の実現に取り組んでいます。 海上への設置が簡単で耐…
不動産の企画・プロデュース・運営を一気通貫で手がける「GREENING」が資金調達
2023年2月10日、株式会社GREENINGは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社カヤック、A.P.リアルティ株式会社です。 GREENINGは、不動産の企画・プロデュース・…
化学デジタルプラットフォームの構築を目指す「Sotas」が4.8億円調達
2024年10月23日、Sotas株式会社は、総額4億8000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Sotasは、化学のデジタルプラットフォーム構築を目指し、「Sotas工程管理」「Sotas…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集