注目のスタートアップ

バイオものづくりスタートアップ「bitBiome」が4億円調達

company

2023年7月31日、bitBiome株式会社は、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。

bitBiomeは、既存手法の100倍以上の高効率で微生物遺伝子配列の収集・解析が可能な特許取得技術シングルセルゲノム解析「bit-MAP」、ものづくりの“設計図”にあたる微生物遺伝子を12億超収録したデータベース「bit-GEM」、ラボスケールでの“試作品”の作製や機能向上が可能なたんぱく質(酵素)探索・改変プラットフォーム「bit-QED」を活用したサービスを展開する早稲田大学発のバイオものづくりスタートアップです。

国内外の製薬・食品・化学分野の企業や研究機関と共同研究契約を締結し事業を展開しているほか、自社製品の研究開発パイプラインの開発・評価を進めています。


バイオものづくりとは、多様なバイオテクノロジーを活用し、建築資材・樹脂材料・産業用酵素・医薬品・食品・作物の新品種など多様なモノをつくりだす領域です。

化石燃料を利用せずにものづくりが可能であることから、カーボンニュートラル実現のための重要なテクノロジーとして世界中で注目され、研究開発や実用化が進められています。

人間は昔から発酵食品の製造などで微生物を利用してきました。近年は単に微生物などの力を利用するというだけでなく、ゲノム編集などの技術を利用し、人間にとって役に立つ能力を持った微生物などをデザインするといった高度なテクノロジーになっています。

こうしたなかbitBiomeは、微生物遺伝子データベースや、微生物遺伝子の解析技術、タンパク質探索・改変プラットフォームを活用し、さまざまな領域の企業と協力してバイオものづくりを進めています。

事業を大きく成長させるには戦略的な資金調達や、シナジーのある企業との提携・協業が重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ bit-GEM bit-MAP bit-QED bitBiome ゲノム解析 タンパク質 データベース バイオ バイオ・テクノロジー プラットフォーム ものづくり ラボ 共同研究 化学 収集 微生物 探索 改変 早稲田大学 株式会社 研究開発 製薬 解析 設計 資金調達 遺伝子 酵素 食品
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

犬の感情を表示するウェラブル・デバイス「INUPATHY」の開発元が1億円調達
2019年7月2日、株式会社ラングレスは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 犬の感情を5つの色で表す犬用ウェアラブル・デバイス「INUPATHY (イヌパシー)」を開発・展開していま…
代替肉開発・製造の「ネクストミーツ」が10億円調達 世界展開の加速へ
2021年6月16日、ネクストミーツ株式会社は、約10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 代替肉の研究開発や、代替肉製品の企画・製造、EC事業、Webメディアの運営などを展開しています。 2…
風況観測・シミュレーション・解析事業展開の「レラテック」が「豊田通商」と資本業務提携
2022年4月14日、レラテック株式会社は、豊田通商株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 レラテックは、高度な風況観測・シミュレーション・解析技術を有しており、風況調査とそのコン…
製造業の業務プロセスの標準化を促進するSaaS「WALL」など提供の「SUPWAT」が1.5億円調達
2022年2月24日、株式会社SUPWATは、総額約1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 製造業における研究開発・設計・生産領域において蓄積されたデータを活用し、業務プロセスの標…
Web3関連コンサルティングなどWeb3事業を展開する「HashPort」が9億円調達
2023年1月20日、株式会社HashPortは、総額約9億円の資金調達を実施したことを発表しました。 HashPortは、ブロックチェーンプロダクト・暗号資産の信頼性についてのシステム監査・新規取扱…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集