注目のスタートアップ

グループウェア「mitoco」や販売管理/在庫管理システム「GLOVIA OM」を提供する「テラスカイ」と「テクノスジャパン」が資本業務提携

company

2023年7月26日、株式会社テラスカイは、株式会社テクノスジャパンと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

テラスカイは、グループウェア「mitoco」の開発・提供や、富士通株式会社のクラウド型ERP「Fujitsu GLOVIA OM」の導入開発・支援事業、Salesforce開発・支援サービス事業を展開しています。

「mitoco」は、Salesforceをプラットフォームとしたグループウェアです。カレンダー、掲示板、複雑な組織に対応可能なワークフローなどによってコミュニケーションを円滑にし生産性を向上するアプリを提供しています。

テクノスジャパンは、ERP、CRM(顧客関係管理)、基幹システムを企業間でつなぐCBP(Connected Business Platform)を軸とした企業のDXを推進しています。

中心的に取り扱うソリューションは、ERPのグローバルスタンダードである「SAP」、CRMのグローバルスタンダードである「Salesforce」であり、これらに加え、独自の企業間協調プラットフォーム「CBP」上にクラウドサービスを展開しています。

今回の提携により、企業間協調プラットフォーム「CBP」とテラスカイの「mitoco」、「Fujitsu GLOVIA OM」をつなげ、価値を高めたERP総合ソリューションを提供します。

また、米市場を中心に製品・連携ソリューションの共同販売を開始し、海外マーケットの販売強化を図ります。


ERP(enterprise resource planning:企業資源計画)とは、企業内にある情報・リソースを一元管理し、適切に活用する考え方、あるいは、企業の情報・リソースを一元管理するシステムのことです。ERPは実質的に企業の基幹システムとして運用されています。

ERPは主に大企業の基幹システムとして導入されているものであり、中小企業ではあまりなじみがないものかもしれません。

しかし近年は中小企業においてもデジタル化が推進され、複数のクラウドサービスなどを導入する企業も増加しています。こうしたなか、ERPは中小企業においても注目が高まってきています。

クラウドサービスの多くは単一の業務に特化したシステムであるため、企業では組織全体のデジタル化のため、複数のクラウドサービスを導入することになります。しかしこれらクラウドサービスは複数の異なる企業が提供するものを利用するため、必要とする連携機能を有していないことがあります。

これによってサービス間の連携・システム連携・データ連携が上手くいかず、思ったようなデジタル化・DXを実現できないという課題が生まれます。

クラウドサービスなどの最新のICT環境に対応したERPは、こうしたクラウドサービスなどのシステム・サービス・データをシームレスにつなぐことを可能にします。クラウドサービスを軸としたデジタル化において重要となる基幹システムとして、今後さらに普及していくことが予測されます。

大きな組織ではすでに利用しているシステムがあり、それを変更することには大きな労力が伴います。しかし創業期はなにもない状態からはじまるため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備について詳しく解説しています。

また、大規模なシステム整備には資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ CBP CRM DX ERP Fujitsu GLOVIA OM GLOVIA mitoco Salesforce クラウド クラウドサービス グループウェア グローバル ソリューション テクノスジャパン プラットフォーム ワークフロー 基幹システム 導入 支援事業 株式会社 生産性 資本業務提携 顧客関係管理
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

小型SAR衛星の開発・衛星データの販売・データ解析によるソリューションの提供を行う「Synspective」が総額50億円の融資契約を締結
2023年7月20日、株式会社Synspectiveは、独立行政法人中小企業基盤整備機構による革新的技術研究成果活用事業円滑化債務保証制度を活用し、総額50億円の融資契約(期間5年)を締結したことを発…
多拠点クラウド・オフィス「TeleworkSpace」開発の「テレワーク・テクノロジーズ」が資金調達
2020年6月5日、テレワーク・テクノロジーズ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 予約不要の3タップ10秒で利用できる多拠点ワークスペース・アプリ「TeleworkSpace(テレワー…
1on1クラウド「Kakeai」提供の「KAKEAI」が11億円調達
2022年7月13日、株式会社KAKEAIは、総額11億円の資金調達を実施したことを発表しました。 KAKEAIは、1on1クラウド「Kakeai」を提供しています。 部下を主体とした継続的なミーティ…
在庫管理システム「zaico」を提供する「ZAICO」が3億円調達
2024年11月6日、株式会社ZAICOは、3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ZAICOは、在庫管理システム「zaico」を開発・提供しています。 直感的でシンプルな操作性を特徴としてい…
細胞ファイバー技術を利用した細胞量産技術を開発する「セルファイバ」が8.3億円調達
2023年11月9日、株式会社セルファイバは、総額約8億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 セルファイバは、細胞ファイバー技術を利用した細胞量産技術を開発する東京大学発スタートアッ…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集