注目のスタートアップ

「gooddaysホールディングス」が飲食・小売向け注文システムプラットフォーム「NEW PORT」などを手がける「スカイファーム」の株式を取得(持分法適用関連会社化)

company

2023年7月20日、gooddaysホールディングス株式会社は、スカイファーム株式会社が実施する第三者割当増資全ての引受けにより、持分法適用関連会社化することを決議したことを発表しました。

スカイファームは、商業施設・商店街・レストラン・小売向け注文システムプラットフォーム「NEW PORT」の開発・提供、法人向け手土産コンシェルジュサービス「TANOMO GIFT」、「NEW PORT」を活用したOMOプロジェクトの企画・運営などを手がけています。

「NEW PORT」は、商業施設テナント横断型をベースに、モバイルオーダー、EC運営、館内(近隣)配送の組み合わせによって、消費者の利便性の向上、テナントの売上向上、施設・エリア全体の付加価値向上の実現を目指すトータルオーダーマネジメントシステムです。

また、フードロス問題の解決に向け、「NEW PORT」を活用したトライアルを開始しています。

gooddaysグループは、子会社のオープンリソース株式会社を通じ、流通小売業向けにクラウド型POSシステム「RedxクラウドPOS」を展開しています。


食べられるのにかかわらず何らかの理由で捨てられてしまう食品のことをフードロス(食品ロス)と呼びます。

環境省の発表によると、2021年度のフードロスの量は約523万トン(前年度522万トン)と推計されています。うち事業系のフードロスは279万トン(前年275万トン)で、前年より若干増加しています。

一方、フードロスは2015年あたりから減少傾向にあり、企業・消費者ともにフードロスの削減に取り組んでいることがわかります。

フードロス削減においては、スタートアップが展開する革新的なサービスなどが期待されています。

たとえば、売れ残って廃棄が近づいている料理と安価に料理を手に入れたいユーザーをマッチングするサービスは、飲食店のフードロスを削減するほか、廃棄による損失を最小限にとどめ、さらにユーザーには安価に料理を手に入れられ、フードロス削減にも貢献できるという新たな価値を提供します。

ほかにもスーパーでは売れ残りが予測される商品は値引きをすることで、可能な限り売れ残りを防いでいますが、この値引きをテクノロジーによって最適化することで、よりロスの削減と業務効率化を図ることができます。

スカイファームは、飲食店や商業施設向けにトータルオーダーマネジメントシステム「NEW PORT」を展開しています。これを活用したフードロス削減の取り組みがどのようなものとして展開されるのか注目が必要です。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の飲食版「飲食開業手帳」では、飲食店の運営に必要なツールなどの導入方法や、Webを活用した集客方法など、売上げをアップさせるノウハウについて詳しく解説しています。

また事業拡大のためには資金調達も重要です。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ EC gooddaysホールディングス NEW PORT POS Redx オーダー オープンリソース システム スカイファーム デリバリー フードロス プラットフォーム マネジメント モバイルオーダー レストラン 商店街 商業施設 外食 小売 株式会社 注文 組み合わせ 配送 食品 飲食
飲食開業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

再生可能エネルギー発電事業に取り組む「アスソラ」が6.3億円調達
2025年4月16日、株式会社アスソラは、総額6億3000万円の資金調達を発表しました。 アスソラは、コーポレートPPAによる再生可能エネルギー発電の開発に取り組んでいます。 2025年1月に、第1号…
コンピューターゲーム向けサイバーセキュリティ事業を展開する「Sentry」が4,000万円調達
2022年5月11日、株式会社Sentryは、総額約4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Sentryは、コンピューターゲーム向けチート対策プロダクト「Sentry Anti-Che…
世界のスタートアップ・データベース「SUNRYSE.」運営の「Queue」が中国のスタートアップ・メディア「TechNode Global」とパートナーシップを締結
2020年9月10日、株式会社Queueは、「SUNRYSE.」において中国に拠点を置くTechNode Globalとのパートナーシップ締結に合意したことを発表しました。 「SUNRYSE.(サンラ…
建設業界に特化したロボットソリューションを開発・提供する「建ロボテック」が1.5億円調達
2023年8月21日、建ロボテック株式会社は、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 建ロボテックは、建設現場に特化した省力・省人化ロボットソリューションの開発・提供や、スマー…
VRゲームを開発する「Thirdverse」が12億円調達
2023年11月30日、株式会社Thirdverseは、総額12億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Thirdverseは、日米スタジオの2拠点においてVRゲームの企画・開発・運営を行ってい…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集