注目のスタートアップ

連続生産設備「iFactory」などの設計・製造・販売を行う「iFactory」が2億円調達

company

2023年7月3日、株式会社iFactoryは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。

iFactoryは、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術開発機構の戦略的省エネルギー技術革新プログラムで実現した連続生産設備「iFactory」や、ラボ用実験機として開発した「iFactory Trigger」の設計・製造・販売を行っています。

「iFactory」は、製造に必要な捜査単位(反応、抽出、晶析、濾過、乾燥など)をモジュール化(iCube)し、相互に連結させることで機能化学品の連続生産を可能にする装置です。

また、CO2削減、省人化・自動化、省エネルギー化にも寄与するため、環境負荷の低い生産や業務効率化を実現します。

今回の資金は、研究開発体制の強化、次世代連続生産設備の開発に充当します。


医薬品などの原料として利用される高機能化学品の多くは、バッチ式製造法によって製造されています。バッチ生産は、ある一定の決まった量の製品を一度にまとめて加工して生産する方式です。

バッチ生産は、単行程ごとに操作を止め、原料投入、製造、製品排出という操作をくり返すというフローであるため、操作が煩雑になるほか、オペレーションに負担がかかるという課題を抱えています。

そこで医薬品の領域では、より生産性が高く、環境負荷の低減、省スペースを実現する連続生産に切り替える動きが世界的に出てきています。

日本では、2015年に産学官連携のフロー精密合成コンソーシアム(FlowST)が立ち上げられ、経済産業省と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO)が開発を支援し、NEDO実証プロジェクトとしてモジュール型の連続生産設備「iFactory」が開発されました。

資金調達は事業成長にとって重要な要素のひとつです。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ iFactory バッチ連続生産方式 モジュール ラボ 化学 化学品 医薬品 原薬製造設備 実験 技術 株式会社 業務効率化 生産 省エネルギー 省人化 自動化 製造 設備 設計 販売 資金調達 連続フロー合成 連続生産設備 高機能化学品
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ゲノム編集受託サービス提供の「セツロテック」が資金調達
2020年11月9日、株式会社セツロテックは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、瀬戸内地域の観光産業活性化に取り組む官民連携組織「せとうちDMO」を構成する株式会社瀬戸内ブランドコーポ…
AIを活用した採用支援SaaS「エースジョブ」を開発・提供する「フォワード」が資金調達
2024年10月2日、株式会社フォワードは、資金調達を実施したことを発表しました。 この資金調達により、累計調達額は2.35億円となりました。 フォワードは、生成AIを活用した採用支援SaaS「エース…
事業承継マッチングプラットフォーム「relay」を運営する「ライトライト」が1.4億円調達
2023年9月21日、株式会社ライトライトは、総額約1億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ライトライトは、事業承継マッチングプラットフォーム「relay(リレイ)」を運営していま…
令和6年度「アジア等ゼロエミッション化人材育成等事業費補助金」補助事業者公募
2024年1月18日、経済産業省は、令和6年度「アジア等ゼロエミッション化人材育成等事業費補助金」に係る補助事業者の公募について発表しました。 この事業は令和6年度予算に係る事業であることから、予算の…
全国の農家や漁師などの生産者と消費者をつなぐアプリ運営の「ポケットマルシェ」が資金調達
2020年12月21日、株式会社ポケットマルシェは、資金調達を実施したことを発表しました。 全国の農家や漁師などの生産者と消費者をつなぐアプリ「ポケットマルシェ」を運営しています。 また、引受先の農林…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集