注目のスタートアップ

植物由来有用成分の微生物発酵生産プロセスを開発する「ファーメランタ」が2億円調達

company

2023年6月14日、ファーメランタ株式会社は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。

ファーメランタは、植物由来有用成分の微生物発酵生産プロセスの開発などを手がけています。

合成生物学を利用した産業用人工菌株の構築における統合的な基盤技術を有しており、この技術をコアに、植物由来の多種多様で希少な成分(二次代謝産物)を工業的に生産するプロセスの実現を目指しています。

今回の資金は、研究拠点の整備、研究開発人材の増強による研究体制の拡大などに充当します。


植物はさまざまな有機化合物を作り出すことで知られています。そのうち、生物の成長、発生、生殖などに直接的に関与しているものを一次代謝産物、関与していないものを二次代謝産物といいます。

この二次代謝産物は非常に多くの種類があり、人間に有用な成分も数多く存在しています。現在、これら二次代謝産物は、医薬品、香辛料、色素、香料などの原料として必要不可欠なものとなっています。たとえば、ケシからは鎮痛薬であるモルヒネが精製されることが広く知られています。

しかし、こうした植物由来の成分は農業を通じて生産していることから、その生産が不安定になるという課題があります。

ファーメランタは、有用成分を微生物によって発酵生産するプロセスの確立により、有用成分の安定生産を実現することを目指しています。

研究開発系のビジネスにとって資金は研究を進めるための重要なもののひとつです。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報について詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ ファーメランタ プロセス ヘルスケア 二次代謝産物 医薬品 合成生物学 基盤技術 天然化合物 微生物 成分 技術 有用成分 株式会社 植物 植物由来 生産 発酵 発酵生産 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

​ウェブインバウンド・越境EC支援の「ジグザグ」がECサイト構築プラットフォーム展開の「ecbeing」と業務提携
2022年8月18日、株式会社ジグザグは、株式会社ecbeingと、業務提携契約を締結したことを発表しました。 また、「ecbeing」とのサービス連携を開始したことも併せて発表しています。 ジグザグ…
“さわれる”3Dプラットフォーム「TAVIO」を開発する「OpenHeart」が7000万円調達
2024年11月8日、株式会社OpenHeartは、7000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 OpenHeartは、写真・動画を“さわれる3D”にするAIプラットフォーム「TAVIO」を開…
地域ビジネスのための顧客データ収集・連携・活用プラットフォーム「Horai」提供の「scheme verge」が資金調達
2022年5月10日、scheme verge株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社サンケイビルと、三菱UFJキャピタル株式会社が運営するファンド(三菱UFJキャピタル…
家族信託の「おやとこ」やおひとりさま高齢者サポート「おひさぽ」などを手がける「トリニティ・テクノロジー」が18.1億円調達
2024年1月17日、トリニティ・テクノロジー株式会社は、総額18億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 トリニティ・テクノロジーは、家族信託サービス「おやとこ」、おひとりさま高齢者…
ヘアカラー専門店「fufu」を運営する「Fast Beauty」が11.3億円調達
2023年4月20日、株式会社Fast Beautyは、総額11億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ヘアカラー専門店「fufu」を運営しています。 ヘアカラーに特化することで効率…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集