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ウェディングプラットフォーム「ブラプラ」や「ブラプラWEB招待状」を展開する「ParaLux」が資金調達

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2023年1月20日、株式会社ParaLuxは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、株式会社ドーガン・ベータです。

ParaLuxは、ウェディングプラットフォーム「ブラプラ」や、無料のWeb招待状「ブラプラWEB招待状」を展開しています。

「ブラプラ」は、好きな場所で好きな人たちと結婚式をつくることができるサービスです。

式場以外のあらゆる場所で、自分でプランナー・ヘアメイク・カメラマンなどを選び、自分の好きな衣装を着て結婚式を挙げることができます。

フリーランスで活躍するウェディングクリエイターを登用することで、制限のない自由な結婚式を実現しています。

今回の資金は、ウェディングクリエイターの認知度向上を目的とした広報活動の強化に充当します。


ブライダル業界は、コロナ禍によって結婚式の延期・中止・縮小などが相次ぎ、大きな打撃を受けました。

また、そもそもの若年層人口の減少により結婚する件数も減少が続いています。ピークだった1972年の婚姻件数は約110万組だったのですが、2018年には過去最低を更新し、約58.6万組にまで減少していることが大きな課題となっています。

一方、結婚式に対するこだわりは年々強くなっており、2000年代初頭の挙式・披露宴・披露パーティー総額は260万円程度だったものが、2019年には380万円近くまで上昇しています。

さらに近年はSNSなどで他人が挙げている結婚式の様子を垣間見れるようになっており、結婚式のニーズが多様化しています。

一方、結婚式場では、こうしたニーズの多様化にすべて対応することは難しいという課題を抱えています。

さらに一般的な結婚式では、結婚式を構成するヒト・モノは式場側によって指定されることになり、カップルの不満につながってしまうケースもあります。

ParaLuxは、こうした結婚式の課題を解決し、さらに多様化した結婚式ニーズに応えるため、フリーランスのクリエイターを活用することで、カップルが結婚式を自由につくりあげることができるサービス「ブラプラ」を提供しています。

株式会社Paraluxのコメント

このニュースを受けまして、株式会社Paralux 代表取締役 村田里史氏よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

魅力の多いフリーランスのウェディングクリエイターですが、まだまだその認知度は低いという課題があります。

まずはその認知度を向上させるための広報活動を強化していきたいと考え、資金調達を行いました。

・今後の展望を教えてください。

「ブラプラ」としてはtoCだけでなく、toBの広報活動を強化し、フリーランスのウェディングクリエイターの認知度の向上を。

「ブラプラWEB招待状」としてはよりユーザーの視点に立ち、快適に使っていただけるようなUI/UXの改善、さらに周辺機能のアップデートをしていきたいと考えています。

・読者へのメッセージをお願いします。

「式の演出や料理がパターン化しているように感じる」

「もっとふたりの良さを生かした他の人と違う結婚式が見たかったな」

友人達の結婚式に参列するうちに抱いたのが、そんな違和感でした。

自分が結婚式を挙げるならもっと自由でオリジナリティのある式がしたい!と、調べ続けてやっと見つけたのがフリーランスのウェディングプランナーという存在です。

今後もクリエイターや投資家の皆さまと連携し、フリーランスとして活躍するウェディングクリエイターの認知度の向上などの課題にも真摯に向き合ってまいりますので、応援よろしくお願いいたします!

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