注目のスタートアップ

国際物流プラットフォーム提供の「Shippio」が16.5億円調達

company

2022年9月28日、株式会社Shippioは、総額16億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

また、新サービス「Any Cargo」をリリースしたことも併せて発表しています。

Shippioは、国際物流プラットフォーム「Shippio(シッピオ)」を提供しています。

アナログで煩雑な業務が多い貿易業務において、テクノロジーを駆使し効率的な業務を実現しています。

「Shippio」は、本船動静の自動更新、見積もり・発注、貿易書類・請求書管理、納期調整を一元管理できるクラウドサービスです。

Shippioにフォワーディング(貿易における海外企業と国内企業の仲介など)を依頼した企業は無料で利用できます。

これまでは他のフォワーディング事業者が取り扱う案件については個別で管理する必要がありましたが、今回リリースした新サービス「Any Cargo」により、他社のフォワーディング事業者が扱う案件を含め、貨物全体の輸送状況をクラウド上で一元管理できるようになりました。

今回の資金は、グローバルを含めた人材採用や、「Shippio」の機能・サービス開発、広告宣伝、事業領域の拡大に向けたM&Aなどに充当する予定です。

貿易では、荷主、海運・空運会社、税関、銀行、保険会社などさまざまな会社・人びとが関わっています。

これら関係者の間での情報伝達では、書類・エクセル・電話・メールなどのアナログな手段が利用されています。

貿易業務はこうしたアナログかつ流動的なプロセスで成り立っており、かなりの非効率が発生しています。

そのため、海外に商品を販売したい企業や、海外から商品を購入したい企業の貿易にまつわる実務を代行するフォワーダー(貨物利用運送事業者)という事業者が存在します。

近年のテクノロジーの発展により、デジタルの力を活用して貿易業務を効率化するデジタルフォワーダーと呼ばれる事業者が各国で登場しています。

Shippioは、国内における最初のデジタルフォワーダーとして、国際物流領域のDXを推進しています。

デジタル時代において企業を成長させるためには、最新のツールを活用し業務効率化を図ることが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Any Cargo Shippio クラウドサービス シッピオ テクノロジー デジタルフォワーディング フォワーダー フォワーディング プラットフォーム リリース 一元管理 国際物流 新サービス 株式会社 貨物 貿易 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

防犯・見守りAIカメラ「JUSTY」提供の「JUSTICEYE」が8億円調達
2022年4月14日、株式会社JUSTICEYEは、総額約8億円の資金調達を実施したことを発表しました。 JUSTICEYEは、防犯・見守りAIカメラ「JUSTY」を提供しています。 「JUSTY」は…
物流業界におけるラスト・ワン・マイルのDXを目指す「207」が物流事業者向けSaaS「TODOCUクラウド」をリリース
2020年12月21日、207株式会社は、「TODOCUクラウド」の提供を開始することを発表しました。 「TODOCUクラウド」は、配送業務における管理業務を効率化する管理システムです。 207が提供…
「早稲田大学ベンチャーズ」が極微量タンパク質の検出を可能とする技術を保有する研究開発型スタートアップ「BioPhenoMA」に2億円の創業投資を実行
2023年5月24日、早稲田大学ベンチャーズ株式会社(WUV)はWUV1号ファンドより、株式会社BioPhenoMAに約2億円の創業投資を行ったことを発表致します。 BioPhenoMAは、早稲田大学…
キャッシュレス決済+ドア解錠機能を搭載した指輪型ウェアラブルデバイス展開の「EVERING」が10億円超調達
2022年5月31日、株式会社EVERINGは、10億円超の資金調達を実施したことを発表しました。 EVERINGは、キャッシュレス決済+ドア解錠機能を搭載した指輪型ウェアラブルデバイス「EVERIN…
アニメーション作品の企画制作プロダクション「ツインエンジン」が資金調達
2022年8月29日、株式会社ツインエンジンは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、中国・深セン市の大手IT・ネットサービス企業テンセント社、電子書籍プラットフォーム「めちゃコミック」を…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集