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2023年6月9日傘のシェアリングサービス「アイカサ」を運営する「Nature Innovation Group」が資金調達

2023年6月8日、株式会社Nature Innovation Groupは、資金調達を実施したことを発表しました。
この資金調達は、2023年3月にシリーズAエクステンションラウンドにて、JR 東日本スタートアップ株式会社と、SGインキュベート株式会社より資金調達を実施したものです。
また、使い捨て傘ゴミの削減を目指す取り組みとして2022年度に立ち上げた「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト」の成果として、オフィスビルでの使い捨て傘削減を目的に「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト for ビルディング」の開始と、首都圏大手鉄道会社10社との連携完了も発表しています。
Nature Innovation Groupは、傘のシェアリングサービス「アイカサ」を運営しています。
駅や街中に傘を借りられるポートを設置し、いつでもどこでも傘を借りられ、どこにでも返せる仕組みを提供しています。これにより、経済的な傘の利用や、ビニール傘の使い捨ての問題解決を実現します。
「2030使い捨て傘ゼロプロジェクト」は、アイカサが主導し、SDGsの達成期限である2030年に向け、使い捨て傘をゼロすることを目的に2022年度に立ち上げたプロジェクトです。大企業と連携し、「アイカサ」を借りられる仕組みを大きく展開することで、使い捨て傘の削減を目指しています。
参画企業とは共同で各企業オリジナルデザインの傘を作成し設置を行います。また、参画企業に所属する従業員に対し、「アイカサ」1年間無料クーポンを発行するなど、使い捨て傘ゼロを目指す取り組みを共同で行います。
急な雨に振られた際、強い味方となるのが、コンビニなどで売られているビニール傘です。
ビニール傘は安価であることから、紛失したり盗まれたりした際でもそのまま手放してしまうことも多いほか、壊れてしまった場合も即座に捨てられるケースが多くなっています。
そのため、洋傘の年間消費量は1億3,000万本であるといわれていますが、そのうちビニール傘は年間6,000万本~8,000万本を占めているといわれています。
このようにビニール傘は使い捨てといってもいいような取り扱いがされていますが、ビニール傘の素材はビニールや金属などさまざな素材からつくられており、また分別にも手間がかかることから、リサイクルされず埋立処分されています。
つまりビニール傘の使い捨ては大きな環境負荷となっており、この課題解決が求められています。
Nature Innovation Groupは、使い捨て傘の課題解決のため、丈夫で長く使える傘をシェアリングすることで、使い捨て傘を削減し、傘の利用者には利便性と経済性のメリットをもたらす傘のシェアリングサービス「アイカサ」を運営しています。
事業の拡大には戦略的な資金調達や、他企業との協業などが重要となります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、クラウドファンディングを成功させる方法などを紹介しています。
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