注目のスタートアップ

「早稲田大学ベンチャーズ」が極微量タンパク質の検出を可能とする技術を保有する研究開発型スタートアップ「BioPhenoMA」に2億円の創業投資を実行

company

2023年5月24日、早稲田大学ベンチャーズ株式会社(WUV)はWUV1号ファンドより、株式会社BioPhenoMA約2億円の創業投資を行ったことを発表致します。

BioPhenoMAは、早稲田大学教育学部の伊藤悦朗教授らの開発した極微量タンパク質の検出を可能とする「酵素サイクリング改良法」を基幹技術とし、高感度定量サービスの提供とそれを活用した医薬品などの研究・開発支援を行うスタートアップ企業です。

「酵素サイクリング改良法」を市場に提供し、創薬開発の効率化・個別化医療の実現、薬品作用機序の解明による新たな創薬・治療ターゲット創出の促進などに貢献することを目指しています。


タンパク質はほぼすべての生命活動において重要な役割を担っています。

タンパク質の構造と機能の解析は、生体現象の解明において役立つものです。たとえば、病気の原因となるタンパク質の働きと、その仕組みを理解できれば、症状を治したりコントロールしたりする薬を設計することが容易になります。

近年、クライオ電子顕微鏡を用いたタンパク質の構造解析技術や、AIを用いたタンパク質の解析などの技術が発展し、タンパク質解析への注目が高まっています。

BioPhenoMAの技術「酵素サイクリング改良法」は、従来のタンパク質検出法が抱えていた、前処理に時間がかかること、大規模な装置が必要となることといった課題を解決する技術です。

さらに極微量なタンパク質を検出できることから、これまでよりも高効率にタンパク質を解析し、新薬開発などを加速させることが可能となります。

研究開発を主体としたビジネスでは、ビジネスとして軌道に乗るまでの研究開発費用が必要となります。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BioPhenoMA タンパク質 創業 技術 投資 早稲田大学 早稲田大学ベンチャーズ 株式会社 検出 研究開発 酵素サイクリング改良法
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

航空貨物に特化したデジタルプラットフォーム「エカデジ」開発・運営の「ジャパンヒュペリナー」が3,000万円調達
2022年6月7日、ジャパンヒュペリナー株式会社は、約3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ジャパンヒュペリナーは、航空貨物に特化したデジタルプラットフォーム「エカデジ」を開発・運営…
沿線に点在する空き家をホテル客室に改修する「沿線まるごとホテル」に取り組む「沿線まるごと株式会社」が「JR東日本ローカルスタートアップ」から資金調達
2023年8月9日、沿線まるごと株式会社は、JR東日本グループのCVCのJR東日本スタートアップ株式会社が設立したJR東日本ローカルスタートアップ合同会社から出資を受けたことを発表しました。 沿線まる…
不正検知サービス提供の「かっこ」がデータ分析サービス「さきがけKPI」の提供を開始
2020年10月21日、かっこ株式会社は、「さきがけKPI」の提供を開始したことを発表しました。 かっこは、統計学や、数学、機械学習などの技術を活用し、不正検知やデータ・サイエンス・サービスなどを提供…
サステナビリティ活動の可視化・計測・マッチングサービスを提供する「ICHI COMMONS」が3,500万円調達
2023年12月26日、ICHI COMMONS株式会社は、総額3,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ICHI COMMONSは、企業とNPOのマッチングプラットフォーム「サステナN…
再生可能エネルギーの導入・ 調達コンサルティングなどを手がける「クリーンエナジーコネクト」がプロジェクトファイナンスにより120億円調達
2023年8月4日、株式会社クリーンエナジーコネクトは、株式会社SBI新生銀行および株式会社脱炭素化支援機構から、プロジェクトファイナンスにより総額120億円の資金調達を実施したことを発表しました。 …

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集