注目のスタートアップ

アパレル業界に特化したDXプラットフォーム「Prock」を提供する「GOOD VIBES ONLY」が資金調達

company

2023年5月19日、株式会社GOOD VIBES ONLYは、資金調達を実施したことを発表しました。

GOOD VIBES ONLYは、アパレル業界に特化したDXプラットフォーム「Prock」を開発・提供しています。

3Dを利用した商品制作、MD(マーチャンダイザー)、需要予測、PRなど、アパレル業界に必要な機能をワンストップで提供しています。

デジタルサンプルとAI需要予測の活用により、アパレル業界のサプライチェーンを変革することを目指しています。

今回の資金は、既存アパレル業界へのDX導入を加速させるためのデジタルファッションにつなげるシステムの開発、採用強化に充当します。


経済産業省は、もし国内企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現できなければ、2025年以降、最大で12兆円/年の経済損失が生じる可能性があると指摘しています。

DXとは、テクノロジーとデータの活用により事業活動を変革し、競争優位性を確立する取り組みのことです。

現在さまざまな業界でDXが推進されていますが、なかでもアパレル業界はDXに乗り遅れている業界のひとつといわれています。

一方、近年のアパレル業界は、コロナ禍によって企業・消費者の関わり方が大きく変化し、デジタル化の必要性が高まっています。

また、アパレル業界において大きなビジネスモデルとなっているファストファッションは、余剰在庫、衣類の大量廃棄、大量の水の使用・マイクロプラスチックの排出などの環境問題、生産工程における過酷な労働などさまざまな問題を抱え、強い批判を受けています。そのためファストファッションでは大きな変革が求められています。

こうしたなか、アパレル業界で注目されているデジタル化が「バーチャルサンプリング」です。

アパレル業界において服づくりにかかる期間が1年と、企画している服が商品になるまで時間とコストがかかることが課題となっています。

とくに服づくりにおいては、サンプルを何度もくり返し作成し、商品撮影の際にはすべての色展開分のサンプルが必要となるなど、サンプルの制作にはかなりの時間とコストがかかっていました。

バーチャルサンプリングは、コンピューター上で服のモデリングを行い、サンプル作成のすべての工程をデジタル上で完結することで、リードタイム短縮を実現します。

デジタル化は企業を成長させるために重要な取り組みです。すでに業務プロセスができあがっている企業では新たなシステムを導入することは容易ではありませんが、創業期は一からシステムを導入できるため、もっとも効率的な形でシステムを構築できるというメリットがあります。「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ 3D AI DX GOOD VIBES ONLY MD Prock アパレル サプライチェーン デジタルサンプル デジタルファッション デジタル化 ファッション プラットフォーム 株式会社 資金調達 需要予測
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ビジネス情報収集サービス「Anews」などを提供する「ストックマーク」が45億円調達
2024年10月21日、ストックマーク株式会社は、総額45億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ストックマークは、ビジネス情報収集サービス「Anews」や、AIにより市場調査をサポートする「A…
プログラミング×モノづくり教室「LOGY」運営の「Yoki」が資金調達
2019年11月20日、株式会社Yokiは、資金調達を実施したことを発表しました。 カリキュラムがなく、自由な発送で取り組む、子供向けのプログラミング×モノづくり教室「LOGY(ロジー)」を展開してい…
SaaS向けデモプラットフォームを展開する「PLAINER」が資金調達
2023年9月28日、PLAINER株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 PLAINERは、SaaS向けデモプラットフォーム「PLAINER」を展開しています。 誰でもノーコードで実際の…
心不全向けの新しい再生医療等製品の研究開発を行う「メトセラ」が資金調達
2022年4月4日、株式会社メトセラは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社と東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社です。 また、小児先天性心疾患に対…
分析テンプレートを選ぶだけで高度なAI分析ができるSaaS提供の「datagusto」が8,500万円調達
2021年5月24日、株式会社datagustoは、総額8,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AIによる高度な分析を、分析テンプレート(レシピ)を選ぶだけで簡単に行えるSaaS「da…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集