注目のスタートアップ

取締役会運営の効率化を支援するツール「michibiku」を提供する「ミチビク」が2億円調達

company

2023年5月17日、ミチビク株式会社は、累計2億円の資金調達を実施したことを発表しました。

ミチビクは、取締役会運営の効率化を支援するツール「michibiku(ミチビク)」を開発・提供しています。

ペーパーレス化、脱ハンコ、取締役会に必要なデータの集約により業務効率化を実現します。

今後、取締役会を定量的に可視化する機能などAI技術を用いた新機能を開発し、取締役会の質向上に寄与する取締役会DXプラットフォームへの転換を目指します。

今回の資金は、プロダクト開発、マーケティング、人材採用に充当する予定です。


2025年までに日本企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)に成功しなければ、最大12兆円/年の経済損失が発生する可能性があると経済産業省は警告しています。これがいわゆる「2025年の崖」です。

2021年10月11日に発表された一般社団法人中小企業個人情報セキュリティー推進協会の「大手企業におけるDX推進」の実態調査によると、大手企業の82.9%がDXに取り組んでいることが明らかになっています。

一方、DXに取り組む企業においても、取締役会のデジタル化・業務効率化に取り組む企業はそう多くはありません。

これは取締役会が業績に直結せず、企業全体として優先順位が低いからなのですが、2015年にコーポレートガバナンスコードが策定されて以降、コーポレートガバナンスへの関心が高まっており、取締役会の重要性が高まっています。

一方、日本の取締役会は、事務的な報告、承認決議などが多く、中長期的な観点から企業価値最大化に向けた審議を行うことができないという課題を抱えています。

ミチビクは、取締役会の業務効率化を通じて時間を創出し、価値のある審議ができる環境の構築を支援しています。

今後は取締役会の質向上を実現する機能を追加していくことで、さらなる価値向上を図っていくもようです。

業務効率化はすべての領域において重要です。創業期はなにもない状態からはじまるため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備について詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI DX michibiku コーポレートガバナンス ツール プラットフォーム ペーパーレス化 ミチビク 効率化 取締役会 可視化 支援 株式会社 業務効率化 資金調達 運営
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

締結済み書類をAPI連携で自動格納する「クラウドサイン to Google Drive」がリリース
2023年2月9日、株式会社ストラテジットは、「クラウドサイン to Google Drive」をリリースしたことを発表しました。 「クラウドサイン to Google Drive」は、契約マネジメン…
バーチャルオフィスなどで活用できるバーチャル空間サービスを開発・提供する「oVice」が45億円調達
2022年8月31日、oVice株式会社は、総額45億円の資金調達を実施したことを発表しました。 oViceは、バーチャル空間サービス「oVice」を開発・提供しています。 見下ろし型の平面の空間にア…
理工系学生採用サービス運営の「テックオーシャン」が5,000万円調達
2019年8月27日、株式会社テックオーシャンは、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AI・ビッグデータによる理工系学生採用サービス「TECH OFFER」を運営しています。 …
デリバリーサービスの一元管理システム「Orderly」提供の「Toremoro」が1.1億円調達
2021年8月11日、株式会社Toremoroは、総額1億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、様々なデリバリーサービスの受注・売上を一括管理できるサービス「Orderly」を…
自然言語AI搭載アド・ネットワーク「CANDY」運営の「スリーアイズ」が資金調達
2020年1月17日、株式会社スリーアイズは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社ディノス・セシールです。 自然言語AIを搭載するアド・ネットワーク「CANDY」を開発・運営して…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集