注目のスタートアップ

ホームページ制作サービスなど提供の「ペライチ」が5億円調達

company

2023年4月21日、株式会社ペライチは、5億円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、株式会社SMBCキャピタル・パートナーズが運営するファンドであるSMBCCP投資事業有限責任組合2号(SMBCCPファンド)です。

ペライチは、ホームページ制作サービス「ペライチ」や、Notionを利用したWebサイト制作・管理・運用サービス「Wraptas」、ペライチユーザーが参加できるスキルマーケット「ペライチなんでもマーケット」を提供しています。

「ペライチ」は、ホームページ制作の知識・スキルがなくても、簡単な操作でスマホ対応の本格的なホームページを作成できるサービスです。

フォーム・決済・予約・メルマガなど、ビジネスに必要となる機能も備えています。

今回の資金は、ベトナムにあるオフショア開発組織の拡充を通じた開発スピードの向上、テレビCMを通じた認知拡大に充当します。

また、今後は海外のSMB(Small and Medium Business)に向けたサービス提供も予定しています。


スマートフォンの普及によりインターネットで情報収集する人や、インターネットを主な消費の舞台とする人が増加しています。

インターネットの規模の推移を推し量ることができる市場のひとつに、デジタル広告市場があります。

総務省の「情報通信白書令和4年版」によると、インターネット広告市場は、2011年に8,062億円だったものが、2021年には2兆7,052億円と大幅に成長しています。また、2021年にはインターネット広告がマスコミ4媒体広告を初めて上回っており、メディアとして大きな存在となっていることもわかります。

こうしたインターネットの影響力の高まりにより、企業(とそのサービス・プロダクト)のホームページの重要性も高まっています。

コロナ禍においては商談会などのイベントが減少し、オフラインにおける企業と顧客の接点が薄くなったこともあり、よりオンラインでの接点が重要になっています。

一方、中小企業や個人事業主は、スキル・人材・予算が不足しており、ホームページ制作や運用に課題を抱えることが少なくありません。

ホームページは固定的な情報を発信するよりも、最新の情報を発信したり、自社商品・サービスの購買の導線としたりすることが重要です。こうしたホームページの作成・運用はスキルのない組織・事業者にとっては負担となります。

こうした背景から、ホームページの作成・運用を簡単にするサービスが求められ、現在さまざまなサービスが提供されています。

ペライチは、ビジネス向けの機能を一通り搭載したホームページ制作サービス「ペライチ」の提供を通じ、中小企業や個人事業主のホームページ制作にまつわる課題解決に貢献しています。

企業ホームページは、顧客への情報提供や信頼性の確保のために重要な存在です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、ホームページの作成ノウハウや、ネット初心者のためのネットPR方法など詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ HP Notion SMB Webサイト Wraptas サービス ペライチ ホームページ ホームページ制作 制作 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人設立の完全ガイド|設立の流れ・メリット・手続き一覧など徹底解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「グローウィン・パートナーズ」が上場企業の経営企画部門・経理財務部門向け新サービスを提供開始
2020年4月15日、グローウィン・パートナーズ株式会社は、新型コロナウィルスの感染拡大防止による緊急事態宣言の影響により、事業計画の見直しや減損検討などが迫られる上場企業の経営企画部門・経理財務部門…
SNS・HPなどの店舗アカウントの一元管理サービス「Canly」運営の「カンリー」に「オリエンタルランド・イノベーションズ」が出資
2023年2月16日、株式会社オリエンタルランド・イノベーションズは、株式会社カンリーに出資したことを発表しました。 カンリーは、Googleビジネスプロフィールや、HP、SNSの店舗アカウントの一括…
ロボット遠隔制御サービス「HATS」開発の「キビテク」が1.5億円調達
2022年2月16日、株式会社キビテクは、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ロボット遠隔制御サービス「HATS(Highly Autonomous Teleoperati…
「ispace」と「シチズン」「住友商事」「小学館」が民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」において協業
2019年8月22日、株式会社ispaceは、シチズン時計株式会社、住友商事株式会社と、コーポレート・パートナー契約を締結したことを発表しました。 また、株式会社小学館とは、メディア・パートナー契約を…
ノーコードAIプラットフォーム「FLUX AI」を開発する「FLUX」が44億円調達
2023年6月14日、株式会社FLUXは、総額44億円の資金調達を実施したことを発表しました。 FLUXは、ノーコードAIプラットフォーム「FLUX AI」を開発しています。 予測分析・自然言語処理・…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集