注目のスタートアップ

インフルエンサーマッチングサービスと余剰在庫販売サイトを運営する「KOLテクノロジーズ」が「エアトリ」と資本業務提携

company

2023年4月17日、株式会社エアトリは、株式会社KOLテクノロジーズと、資本業務提携したことを発表しました。

KOLテクノロジーズは、インフルエンサーマッチングサービス「Beee(ビー)」と、余剰在庫を販売するECサイト「サステナモール」を運営しています。

「Beee」は、独自開発したAIによってインフルエンサーのSNSアカウントを解析し、案件に最適なインフルエンサーを紹介・マッチングするサービスです。

「サステナモール」は、衣類、雑貨、化粧品、ペット用品など、余剰在庫・B級品・リユース品をリーズナブルな価格で販売するECサイトです。

エアトリは、航空券の比較・予約やツアーの予約ができる総合旅行サイト「エアトリ」や、訪日旅行事業、Wi-Fiレンタル事業などを展開しています。


余剰在庫や、パッケージの印字ミス、保管時の事故、期限切れなどにより、問題なく利用できるにもかかわらず廃棄される商品が発生することがあります。

たとえば、食べられるのに廃棄されてしまう食品である食品ロスは、2020年において事業系は275万トン排出されています。

また、アパレル業界においては、年間30億着の衣服がつくられ、その半分に当たる15億着が売れ残りとなっています。この余剰在庫は倉庫を圧迫しコストがかかってしまうため、新品であっても焼却処分されてしまうことがあります。

こうした在庫を一括で買い取り、割引価格で販売するディスカウントストアも以前から存在する業態です。このディスカウントストアは、訳あり品の処分方法として企業・消費者共にwin-winとなる方法ですが、一方でブランド価値が毀損される可能性があるということから、こうした事業者には卸さないという経営判断を下す企業も多くありました。

しかし近年はSDGsの推進により、新品同様であるのに捨てられてしまう商品の問題の認知度が高まり、企業ではこうした問題の解決が求められています。

こうした背景から、サステナビリティ(持続可能性)を付加価値とすることで消費者に訴求し、ディスカウント販売する店舗・ECサイトが増えています。

SDGs周辺には多くのビジネスが眠っています。消費者の意識の変化も激しいため、市場を分析することの重要性はさらに高まっています。「冊子版創業手帳」では、自社の強み・弱み、市場の機会・脅威を分析するフレームワークを掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ EC ECサイト インフルエンサー エアトリ サービス サステナビリティ マッチング 余剰在庫 株式会社 販売 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

グローバル人材育成eラーニング「INSIGHT ACADEMY」において特定講座の買い切り動画販売サービスを開始
2022年1月13日、インサイトアカデミー株式会社は、運営する「INSIGHT ACADEMY」において特定講座の買い切り動画販売サービスを新たに開始したことを発表しました。 「INSIGHT ACA…
「カヤックLiving」が地域の人にオンラインで移住相談ができるサービスをリリース
2019年10月17日、株式会社カヤックLivingは、「SMOUTオンライン移住相談」をリリースしたことを発表しました。 「SMOUTオンライン移住相談」は、無料で700名以上の地域の人にオンライン…
車中泊スポットのシェアリング・サービスなど運営の「Carstay」が5,000万円調達
2020年8月3日、Carstay株式会社は、総額約5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 キャンピングカーやバン専用のカーシェア・サービス「バンシェア」や、車中泊できる駐車場のシェア…
メニュー単位でレストランを探せるグルメ・サイト運営の「SARAH」が資金調達
2020年10月21日、株式会社SARAHは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社セブン-イレブン・ジャパンと、株式会社DDホールディングスベンチャーキャピタルです。 おいしい一…
カスタマー・サクセス・チャット「チャネルトーク」提供の「ZOYI Corporation」2.5億円調達
2020年7月28日、株式会社ZOYI Corporationは、コロナ禍の3月17日に2億5,000万円の資金調達を実施し、累計資金調達額が11億8000万円になったことを発表しました。 また、社名…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集