注目のスタートアップ

行政サービスのデジタル化を手がける「グラファー」が「チェンジホールディングス」と資本業務提携

company

2023年4月14日、株式会社グラファーは、株式会社チェンジホールディングスと、資本業務提携を行ったことを発表しました。

グラファーは、市民と行政職員の利便性を追求したデジタル行政プラットフォームを主に地方自治体向けに提供しています。

行政手続きをスマートフォンで完結する「Graffer スマート申請」、スマートフォンやPCから質問に答えていくだけで自分に必要な手続きがわかる「Graffer 手続きガイド」、役所に行く前にスマートフォンから窓口を予約できる「Graffer 窓口予約」などを提供しています。

2023年3月時点で、政令指定都市での導入率は70%、全国140以上の自治体に導入されています。

チェンジホールディングスは、デジタル人材の育成支援や業務プロセスの革新とデジタル化を担うNEW-IT トランスフォーメーション事業、NEW-ITトランスフォーメーション事業と相乗効果のある事業に投資する投資事業、DXによる地方創生の推進をミッションとするパブリテック事業を展開しています。

今回の提携により、さらなる行政のデジタル化の推進や、新サービスの開発を行います。


経済産業省は、もし国内企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現できなければ、2025年以降、最大で12兆円/年の経済損失が生じる可能性があると指摘しています。

DXは「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」と経済産業省により定義されています。

DXのデジタル化とデータ活用によって組織を変革する考えは、企業だけでなく、政府や自治体などありとあらゆる機関・組織で重要となっています。

日本の自治体のデジタル化は非常に遅れています。東日本大震災の際に、自治体ごとにシステムが違うなどの理由により自治体間の連携が上手くいかないといった課題が顕在化したことで、デジタル化の遅れは大きな問題であると認識されるようになりました。

グラファーは、こうした自治体のデジタル化・DXを推進するため、自治体向けにさまざまなサービスを提供しています。

自治体や大企業は既存システムの刷新に大きなコストがかかりますが、創業期はなにも導入されていないまっさらな状態です。そのため最新のシステムを導入するコストが低くてすみます。「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ DX GovTech グラファー チェンジホールディングス デジタルトランスフォーメーション デジタル化 地方DX 株式会社 自治体DX 行政 行政サービス 資本業務提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

業務委託契約書作成ツール「契ラク by Sollective」がリリース
2022年3月24日、株式会社ソレクティブは、「契ラク by Sollective」の提供を開始したことを発表しました。 「契ラク by Sollective」は、企業の採用担当者・フリーランス・副業…
AIスマートホームカメラ「ATOM Cam」の「アトムテック」がAI電話サービスの「ディライト」と提携
2021年9月22日、アトムテック株式会社は、株式会社ディライトと提携したことを発表しました。 アトムテックは、AIスマートホームカメラ「ATOM Cam」を展開しています。 ディライトは、AI電話サ…
AIによる音声自動テキスト化サービスを提供する「Notta」が約14億円(1,000万ドル)調達
2022年11月2日、Notta株式会社は、総額約14億円(1,000万ドル)の資金調達を実施したことを発表しました。 Nottaは、AIによる音声自動テキスト化サービス「Notta」を提供しています…
ホームページ制作SaaS「ペライチ」の「47都道府県認定サポーター制度」が大幅リニューアル
2020年12月3日、株式会社ペライチは、「ペライチ」において、2020年12月1日(火)に「47都道府県認定サポーター制度」の大幅リニューアルを行ったことを発表しました。 ペライチは、ホームページ制…
日本のモノづくりブランドをテクノロジーを活用して世界に提供する「MOON-X」が10億円超調達
2020年2月4日、MOON-X株式会社は、総額10億円超の資金調達を実施したことを発表しました。 日本のモノづくりを体現するブランド群を、テクノロジーを活用して世界中に提供しています。 ブランド第1…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集