注目のスタートアップ

教育機関向けAI英語学習クラウド「TerraTalk」を提供する「ジョイズ」が資金調達

company

2023年4月10日、ジョイズ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

ジョイズは、AI技術を活用した教育機関向け英語学習クラウド「TerraTalk」を提供しています。

AIによる対話形式・音読形式のエクササイズを提供し、普段の授業で不足しやすい発話を促すことで、発音・構文の定着を支援するサービスです。

また、学校・塾向けには、各種教科書や参考書対応の教材オプションを揃えているほか、学習状況の管理、課題配信機能など、授業のデジタル化・業務効率化に必要となる機能も備えています。

2023年3月時点で、ユーザー数は80万人、活用中の自治体数は128となっています。

今回の資金は、「TerraTalk」の販売・運用支援体制の強化、大規模言語モデルの組み込みを含む研究開発に充当します。


英語話者は世界に約15億人存在するといわれています。事実上の国際共通語となっており、国内ではビジネスやコミュニケーションのために学習する人が数多く存在しています。

一方、英語は日本語とは文法や発音が大きく異なるため、日本語のネイティブスピーカーが学ぶには難度の高い言語とされています。

スマートフォンの普及によって語学のハードルは大幅に低くなりましたが、こうした環境にあっても、実際に英語を聞く・話すことが、もっとも実践的で上達が早い学習であるといわれています。

しかし国内では日常的に英語が話されている場所はほとんどないことから、英語・英会話を身につけるにはスクールに通ったり、英語圏に留学したりする必要があります。

とくに教育機関における英語学習は主に文法と受験英語に偏った教育が行われており、中高と合計6年間英語に関する教育を受けているのに、書く・話すにおいて苦手意識を持っている人が多いことが課題となっています。

こうした課題を解決するため、文部科学省は英語教育において読む・聞く・話す・書くの4技能においてバランスよく教育を行っていくことが重要とし、新たな学習要項において盛り込んでいます。

また、2020年度は小学校の5、6年生において英語が教科となっており、英語教育の早期化が進められています。

こうした背景から、教育機関では英語教育を支援するツールやシステムのニーズが高まっています。

ビジネスを成長させるには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、クラウドファンディングを成功させる方法など、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI クラウド チャット 学習 定着 教育機関 株式会社 英会話 英語 資金調達 音声
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

行動認識AIやAI警備システム「AI Security asilla」を手がける「アジラ」が資金調達
2024年3月5日、株式会社アジラは、資金調達を実施したことを発表しました。 シリーズCセカンドクローズとして合計3億円を調達しました。今回のラウンドの調達金額は合計7.6億円であり、累計調達金額は1…
「シェアリングエネルギー」が屋根置き低圧分散型太陽光発電システムのプロジェクトファイナンスとして20億円調達
2024年10月15日、株式会社シェアリングエネルギーは、屋根置き低圧分散型太陽光発電システムをもとにしたプロジェクトファイナンスについて、20億円の資金調達を実施したことを発表しました。 フィンテッ…
学生向けのオンライン教育エコシステム「JISSEN-chi」を運営する「VARIETAS」が7,000万円調達
2021年10月29日、株式会社VARIETASは、総額7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 学生向けのオンライン教育エコシステム「JISSEN-chi(ジッセンチ)」を運営していま…
【8月20日】起業家むけ「気になるニュース」まとめ
8月20日のニュースの中から、起業家がチェックしておきたいニュースをまとめました。 有報のAI分析進む 上場企業が公表する有価証券報告書(事業概要・設備情報・営業状況・財務諸表などが記載されている報告…
島根大学発の細胞医薬ベンチャー「PuREC」が7億円調達
2022年3月29日、PuREC株式会社は、総額7億円の資金調達を実施したことを発表しました。 PuRECは、独自に開発した手法により得られた高純度間葉系幹細胞REC(Rapidly Expandin…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集