注目のスタートアップ

次世代型アグリテインメントプラットフォーム「grow」を展開する「プランティオ」が「テクノブレイブ」と資本業務提携

company

2023年4月3日、プランティオ株式会社は、テクノブレイブ株式会社と資本業務提携することを合意したことを発表しました。

プランティオは、次世代型アグリテインメントプラットフォーム「grow」を展開しています。

「grow」では、独自開発のIoTセンサー「grow CONNECT」を活用した、シェアリング型IoT農園を展開しています。

IoTセンサーを活用することで、農園などのコミュニティにお手入れ情報をナビゲーションし、コミュニティを活性化しつつ、持続可能な食・農的活動を実現するスマート農園システムを展開しています。

2023年4月現在、東京・千葉・神奈川県でスマートコミュニティ菜園「grow FIELD」を運営しています。

今後、「アプリ」の大幅アップデート、環境貢献度を可視化するサイトのアップデートを行っていく計画です。

テクノブレイブは、システム受託開発事業や、ロリータ服専門宅配レンタル「東京ロリィタ」などを展開しています。

今回の提携により、アジアエリアに強みを持つテクノブレイブとグローバルな拠点を構え、共にグローバル展開を見据え、連携強化と世界展開への準備を行います。


都市部で行われる小規模な農業(農的活動)のことをアーバンファーミングと呼びます。

アーバンファーミングで利用される場所は、ビルの屋上、ビル中の室内農園、住宅街などにある市民農園などがあります。

国連によると世界で8億人以上がアーバンファーミングを行っているといいます。

アーバンファーミングが注目されている理由には、SDGsの推進によって食糧生産の重要性が再認識されたこと、環境負荷の低い地産地消への取り組み、都市に緑を増やすことによるヒートアイランド現象の低減、都市緑化によるストレス軽減などが挙げられます。

またコロナ禍では、サプライチェーンが寸断されたことにより自給自足への意識が高まったほか、気分転換として家庭菜園などに取り組む人が増え、アーバンファーミングへの注目も高くなりました。

プランティオは、日本の都市において、アーバンファーミングの普及に取り組んでいます。

国内は農業従事者の減少が深刻な課題となっており、食料自給率が低下していくと予測されています。

アーバンファーミングはこうした農業の課題を解決する可能性もあるほか、都市部の希薄化したコミュニティにおいて、新たなコミュニティとして機能する可能性もあります。

今後のプランティオの事業展開に注目が必要です。

ビジネスの大きな成長のためには戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が必要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるための方法など、資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ grow IoT アーバン・ファーミング アーバンファーミング コミュニティ・ファーム コミュニティ農園 シェアリング テクノブレイブ ファーム プランティオ 市民農園 株式会社 資本業務提携 農業 都市型農業 都市農業
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人設立の完全ガイド|設立の流れ・メリット・手続き一覧など徹底解説!
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
普通の人が起業するには。起業の成功に大切な5ステップを創業手帳の大久保が解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
事業計画書とは?書き方の18ステップやメリットを解説!
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

警備を依頼したい人と警備会社をマッチングするプラットフォーム「AIK order」がリリース
2020年12月17日、株式会社エルテスセキュリティインテリジェンスは、「AIK order(アイク オーダー)」の提供を開始することを発表しました。 「AIK order」は、警備を依頼したい人と警…
日本円連動ステーブルコイン「JPYC Prepaid」を取り扱う「JPYC」が資金調達
2025年1月27日、JPYC株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約17億円となります。 JPYCは、日本円連動ステーブルコイン「JPYC Prepa…
「ケータバンク」が初期投資10万円でキッチンカーを開業できる「CBリースde開業サービス」をリリース
2022年1月27日、ケータバンク株式会社は、「CBリースde開業サービス」をリリースしたことを発表しました。 「CBリースde開業サービス」は、10万円の初期投資と月額費用でキッチンカーを開業できる…
おもちゃのサブスクリプション・レンタル・サービス「トイサブ!」運営の「トラーナ」が1億円調達
2020年12月7日、株式会社トラーナは、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 0歳3カ月〜満6歳の乳幼児向け知育玩具・おもちゃのサブスクリプション・レンタル・サービス「トイサブ!」を…
図面情報抽出・検索サービス「LearningBook」を提供する「Glia Computing」と「N.ジェン」が資本業務提携
2023年8月3日、株式会社N.ジェンは、株式会社Glia Computingと資本業務提携を行ったことを発表しました。 Glia Computingは、AI図面情報抽出・検索サービス「Learnin…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集