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空飛ぶクルマと物流ドローンを開発する「SkyDrive」が資金調達

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2023年4月6日、株式会社SkyDriveは、資金調達を実施したことを発表しました。

SkyDriveは、空飛ぶクルマ(エアモビリティ)と、1回の飛行で30kgの荷物を運搬できる物流ドローン「SkyLift」を開発しています。

SkyDriveが開発する空飛ぶクルマは、垂直離着陸が可能な電動駆動のエアモビリティ(eVTOL)です。

2020年8月に有人試験機「SD-03」の公開デモフライトに成功しており、2021年9月に大阪府・大阪市と空飛ぶクルマの実現に向けた連携協定を締結しています。

2025年の大阪・関西万博開催時のエアタクシーサービス実現のため、2人乗り機体「SD-05」を開発しています。

物流ドローン「SkyLift」事業では、鉄塔メンテナンス時の資材運搬、高速道路建設現場での資機材運搬、害獣駆除プロジェクトにおける罠・装置の運搬などの実証実験を、各自治体や事業者と連携して行っています。

今回の資金は、事業基盤、経営基盤の強化に充当します。


空を飛ぶ乗り物(エアモビリティ)は、これまで旅客機やヘリコプターなどごく一部に限られていました。しかし、ここ数年間で実用化に向けた開発が加速しており、とくにeVTOLが国際的にも開発が進んでいます。

eVTOLとは、電気駆動かつ垂直離着陸可能なマルチコプターです。

垂直離着陸は離着陸時に滑走路などの大きな土地を必要としないため、日常的にエアモビリティを利用するための重要な機能です。

またeVTOLは低い騒音レベル・低い操縦コスト・高い安全性といったメリットがあり、将来的には空という広大な空間を利用する効率的な乗り物として社会実装されることが期待されています。

SkyDriveはエアモビリティとして国土交通省に型式証明申請が受理された国内初の企業となります。

型式証明とは、国土交通省が航空法にもとづき、設計・構造・強度・性能などが所定の安全基準や環境基準に適合していることを証明するものです。

さらにSkyDriveは大阪府・大阪市と空飛ぶクルマの実現に向けた連携協定を締結し、2025年の大阪・関西万博において、エアタクシーとしてeVTOLを実用化することを目指しています。

最新のプロダクトの開発には多くの資金が必要となります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、融資だけではなく、ベンチャーキャピタルから出資を受ける方法や、クラウドファンディングを成功させる方法など、資金調達に関するノウハウを紹介しています。

カテゴリ 有望企業
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